ふらりプチ旅とちぎ「煉瓦窯のある街散策 ~野木」

2017/5/31
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ふらりプチ旅とちぎ 身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第17回目)

 
キラリ光る煉瓦とヒマワリ
街の2大シンボル
”豊かな自然の中 そびえる産業遺産”

  昨年5月10日にグランドオープンした野木町の国指定重要文化財「野木町煉瓦(れんが)窯」。
今月20日に1周年記念イベントも行われ、注目されています。何度も訪れているにもかかわらず、中をゆっくり見たことがない。「そうだ、煉瓦窯の見学に行こう」。今回の旅の目的が決まりました。 正16角形、2階建ての窯の真ん中に長い煙突。煉瓦造りの趣ある外観。自由見学もできますがガイドの解説付きツアーがお薦め。窯の成り立ちや煉瓦焼成の仕組みがよく分かりました。窯の内部も独特の空気感や存在感があり、ガイドブックでは得られない感動がありました。 「新井家ふるさと記念館」では野木町煉瓦窯で焼かれた煉瓦を使った建造物や貴重な資料も見学。見応えがあります。
さらに、野木の自然やおいしいものも、しっかり楽しみました。 これからの季節にもぴったり、野木の旅へ出掛けませんか。

野木町煉瓦(れんが)窯
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煉瓦窯2階の様子(左)とガイドの田村さん

 「野木町煉瓦(れんが)窯」の見学は同敷地内の野木ホフマン館で受け付け。本日のガイドは「野木町煉瓦窯を愛する会」の田村行子さん(86)。へルメットをかぶってスタート。 1階の輪状に連なる16の窯(焼成室)の内部へ。焼成前の煉瓦素地を積み入れて2階から燃料の粉炭を投入し、空気の流れを利用して火を回し、連続して煉瓦が製造できる仕組み。1室約1万4000個、全室で22万個も焼成可能なんて…スゴイ。
2階へ上がると中心にそびえる煙突、粉炭を投入する「投炭孔」も見えます。窯の成り立ちも良く分かりました。田村さんが子どものころの煉瓦窯は多くの人が働いていて活気があり、職人さんとの交流もあり、遊び場にもなっていたそうです。煉瓦窯の歴史や思い出話なども聞けて大満足。

野木町煉瓦窯
■野木町野木3224の1
■〈見学〉午前9時~午後5時。
■〈ガイド付きツアー〉 午前9時半、同10時半、同11時半、 午後1時、同2時、同3時、同4時
■月曜休
■見学料・高校生以上100円、中学生以下無料。


野木ホフマン館
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「煉瓦サンド」の具材は週替わり。
ランチはスープ・ドリンク付き800円。
土・日曜、祝日は100円増しで
ひとくちデザート付き

 昼食はホフマン館内、地産地消がテーマの「こびとカフェ@陽だまりレンガ広場」と決めていました。迷わず煉瓦サンドを注文。県産小麦「ゆめかおり」を使い、トマトで色付けして煉瓦に見立てた天然酵母パンで野木産の野菜が主役の具材をサンド。ヘルシーでおいしい。
おやつにひまわりパンのラスクを買って、午後の部スタートです。

 

野木ホフマン館(野木町交流センター)
■野木町野木3224の10
■☎0280・33・6667
■午前9時~午後9時
■月曜休 P80台

こびとカフェ@陽だまりレンガ広場
☎0282・54・4555
■午前10時~午後8時(火~木曜)
■午前9時半~午後9時(金~日曜、祝日)
■月曜、第1火曜休


新井家ふるさと記念館
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 同煉瓦窯で焼成した煉瓦の建造物を見に、旧新井製糸所跡地にある「新井家ふるさと記念館」へ。3棟の国指定登録有形文化財がある中の一つ、養蚕倉は同煉瓦窯で焼かれた煉瓦を使い、1902(明治35)年に築造。「職人の養成を兼ねてくず煉瓦を利用して作られた」と同館館長の新井元之さん(83)。煉瓦の積み方や倉の特徴なども説明していただきました。中は館長手作りの資料保存館。煉瓦窯に関する資料、養蚕や製糸関連の資料や機器類、明治から昭和の生活用品など貴重な展示の数々。見応えありました。


新井家ふるさと記念館
■野木町野渡328
■☎0280・55・2107 P3台


のぎ水辺の楽校
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渡良瀬遊水地に隣接する「のぎ水辺の楽校」へ。見学続きで興奮気味の頭をクールダウン。広さ5㌶、緑豊かで癒やされる~。湿地には木道が整備され歩きやすくなっていて、6月には半夏生が咲き、ホタルが観賞できるそうです。休憩してラスクのおやつ。ヒマワリの種がいいアクセント。
野木と言えば「ひまわり」。実は、ヒマワリの種を使ったお菓子が旅の裏目的(?)。野木のお土産にピッタリのお菓子も見つけました。 ホタルの季節、ヒマワリの花が咲く頃にも、また来たいな。   (S)

のぎ水辺の楽校
■(問)町未来開発課 ■☎0280・57・4260
■はくうんの木公園の駐車場を利用

■ 情報いろいろ ■
店名:ミルクブロッサム
ヒマワリの種とナッツがたっぷりの「ひまわりパイ」(140円)と「ひまわりクッキー」(518円)。最高品質の小麦粉とフレッシュバターを使用。香ばしくてサクサクした食感。


■野木町丸林223の11
■☎0280・57・0511
■午前10時~午後8時
■水曜、第3火曜休 P7台

店名:御菓子司すゞき
町の花ヒマワリをかたどったかわいい焼き菓子「ひまわり娘」(120円)。卵たっぷりの生地で、ヒマワリの種を練り込んだ白あんを包んで焼き上げた。

■野木町南赤塚458の36
■☎0280・56・0662
■午前8時半~午後5時半
■月曜休 Pなし


1、野木ホフマン館
 野木町煉瓦窯や渡良瀬遊水地などを紹介する展示室があり、水槽には遊水地に生息する生物もいて楽しい。無料レンタサイクルもあるので自転車でまち巡りもお勧め。

2、野木町煉瓦窯
 煙突の高さ約34㍍、窯の直径約33㍍。赤煉瓦焼成用のホフマン式輪窯(ホフマンは窯を開発、特許取得したドイツ人)。1890(明治23)年6月に完成投火。1971(昭和46)年まで製造。79(昭和54)年に国の重要文化財指定。2007(平成19)年に「近代化産業遺産群」の一つにも選定。

3、新井家ふるさと記念館
 明治30年代、県内一の製糸所だった新井製糸所。木造事務所、漆喰(しっくい)蔵、養蚕倉が国登録有形文化財に指定。個人敷地内のため外観のみ見学可。案内板や資料写真パネルなどあり。内部見学や案内は事前予約。問い合わせは夕方がつながりやすい。

4、のぎ水辺の楽校
市民団体「のぎ水辺の楽校応援倶楽部」が自然観察、体験の場として活動。ホタルの放流、環境整備などを行 っている。
※「ホタル祭り」は6月10、11日。歌や神楽などステ ージ催事(10日)や模擬店。ホタル観賞は午後7時~同9時ごろ。



map 今回訪れた所(4~5時間コース)
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