
入学、入社などの新しいスタートに合わせて、文房具もリフレッシュしたくなる季節。やる気を引き出すちょっとしたきっかけ作りに、お気に入りや使う時のワクワク感は欠かせません。そこで、創業122年の歴史を誇る宇都宮の上野文具営業本部長・奥賀優さん(44)に、今どきの文房具について教えていただきました。
(問)上野文具本店
■028・633・6181
■午前10時〜午後7時半
■元日休
■契約パーキングあり



DELDEスライドペンポーチ(定価1490円)は最大約35本のペンを収納可能、ネオクリッツ写真中(定価1620円)、ネオクリッツミニー写真右(定価1944円)はシリーズによって5~15本を収納
進化を続ける文房具。小学生から社会人まで、また男女問わずに選ばれている人気アイテムが、スタンドペンケース。上半分をスライド、または折り曲げるとペンスタンドに早変わり。取り出しやすく、縦置きなので狭いスペースを有効に使えます。また、ポケット付きで整理がしやすく、化粧ポーチとしても便利。自分なりの使い方を楽しめるのも魅力です。

続いての人気はロジカル・エアーノート。紙の厚みや文字の裏写りのしにくさは従来品そのままに、1冊あたり約20%軽量化。従来の4冊分の重さが5冊分に匹敵します。何冊も持ち歩く中高生に限らず、少しでも荷物を軽くしたい社会人にもお勧めです。

(定価777円・4本セット)。
サラサドライ写真右は1本定価162円
よりデザイン的に、またより機能を追求した筆記具が続々と登場しています。
カラフルなジェルボールペン「サラサクリップ×サーティワン」は、サーティワンアイスクリームとゼブラがコラボレートした数量限定品。人気フレーバーの模様にアイスのイラストが付いたクリップ。ポップでおいしそうなデザインに気分も上がります(香りつきではありません)。

クルトガ、フレフレ、シャカシャカ、フリシャ。一定の細さや濃さが持続するもの、ペン本体を振って芯を出すものなど、多種多様な機構を搭載するシャープペンシル。今年の注目は、芯が折れないタイプ。ペン先が〝モグって〟折れない「モーグルエアー」、芯を出さないで書く「オレンズ」がお勧め。なめらかな書き心地にもこだわります。

〝折れない〟に対して〝折らない〟文具もお目見え。「オランテ」は刃を折らなくても長期間使えるカッター。新開発のステンレス製「長持ち加工刃」で、替刃はカートリッジタイプの新方式。刃に一切触れずに交換できます。また、ガムテープを切った時に刃にのりがへばり付かない加工やチャイルドロック付きなど、使い勝手の良さや安全性も確保されています。

リビング学習が定着していることから、食卓での便利グッズに注目。消しゴムかす対策にお勧めなのが「卓上クリーナー スージー 乾電池式」(定価1836円)。小さなゴミもパワフルに吸い上げます。

お祝いを贈るタイミングは「早めに越したことはありません」と奥賀さん。特に、品物の場合は、余裕を持って贈ることで重複するのを避けることができます。また、学用品は学校で指定されていることがあるため、現金や商品券を贈る方も増えています。