

(問)岡さん
090・8727・2665
暦の上では「春」になりましたが、まだまだ寒く体が冷えます。体の冷えは肩こりや腰痛などの影響を及ぼします。先週の代謝を良くして体の内部から温める食材のレシピに続いて、今回は自分自身で体のゆがみを直して血流を良くする「自力整体」を、矢上予防医学研究所の予防医学・自力整体ナビゲーター岡幸子さん、鈴木康子さんの2人に教えていただきました。体を動かすことで体を温め、冷えなどを改善します。
●自力整体ポイント●
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血液&リンパの流れをよくするために |
★空腹で
胃の中に食べ物があると血液が消化にとられ、筋肉に十分な血液が回りません。さらに、暖かい部屋&ゆったりとした服装で行い、血液の流れを良くしましょう。
★正座、休憩を大切に
整体を行った後、正座、休憩することで、ほぐした部分の老廃物が浄化され、新しいサラサラな血液が体中に回ります。
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筋肉の筋を痛めないよう「気持ちいい」と感じよう |
★体をゆすって
体中にまんべんなく刺激を与えましょう。筋肉ではなく自分の体重を使いながら脱力するように、ゆっくり呼吸をしながら時間をかけて行いましょう。
人は起きている間、五感が常に働いています。脳が休むことなく働き緊張状態になると、交感神経が血管を収縮させ、末端の冷えにつながるといわれます。
解消法 脳を休ませる=眠る、瞑想する(お勧めの瞑想法)

- あぐらをかき、輪っかタオルを腰と両膝にかけ腰を伸ばします(お腹はゆったり、背筋はしゃきっと)。
- 軽く目を閉じ、頭の中で「6」を数えながら息を吸い「2」止め、「8」数えながら吐くことを4回続けます。

作り方
幅約30cm、長さ180cmほどのタオル(ガーゼタオルがおすすめ)を輪っかにして縫い合わせる。
腰からお尻の筋肉の下~太ももの裏を通り、膝辺りまで伸びている坐骨神経(ざこつしんけい)を圧迫することで、冷えや痛みが起こります。
解消法 坐骨神経を解放する
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両腕を軽く開き、両膝を立てて仰向けに寝ます。
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足を組むように左足を右膝の上に載せます.
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息を深くはきながら、上半身は仰向けのまま、下半身をゆっくり右側に倒し、左足の裏全体を畳の上に載せます。
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下半身を再び仰向けに戻したら、左手を右足の下から通し右手と組み、右足を抱えたら=写真、右足を胸の方へぎゅっと引き寄せます(左足も同様)。
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仰向けで膝をそろえて立て、輪っかタオルを腰と膝にクロスにして引っかけ(膝の方のタオルを広げると食い込まず痛くない)=写真、そのまま膝を前に押します。
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膝の重みを利用し、振り子のように左右に振ります=写真。再び膝をそろえて立てたら、太ももが垂直になるくらい膝を持ち上げ(写真・矢印)、足のかかとを宙に浮かせ、そして床につけます。それぞれ20回ほど繰り返します。