ふらりプチ旅とちぎ「もう一度、世界の観光地へ~日光」

2017/1/25
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ふらりプチ旅とちぎ 身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第13回目)

謎解き&パワースポット
歴女気分で再発見

 1999(平成11)年に世界遺産登録された「日光の社寺」。豪華絢爛(けんらん)な社殿や歴史ある厳かな雰囲気があふれるこの地には、連日世界中からたくさんの人が訪れています。「日光=観光地」というイメージが強く、訪れる機会がなかなか無かった宇都宮市在住の私。新たな2017年のスタートに、今年の運気アップを祈願するため、パワースポットとしても注目されている「日光東照宮」へ行ってきました。

 気付けば小学校の遠足以来の再訪。「どうしてこんなに豪華にしたのか」「誰が作ったのか」。社殿を巡るうち、幼いあの頃には感じなかった疑問がどんどん湧いてきました。また、ちょっと足を伸ばすと、いつも車で通り過ぎていた場所に、「何で今まで気が付かなかったのか~」と思うほど、貴重かつ謎めいたスポットがたくさんありました。「いつでも行ける世界の日光」をあらためて楽しむ旅へ。さぁ、「もう一度、日光」!


日光山輪王寺 大猷院
map1

 徳川家康公が祭られている「日光東照宮」を、現在の豪華絢爛な姿に大造替したのは、家康公を敬愛していた孫で3代将軍の家光公。「死後も家康公にお仕えしたい」という遺言により、徳川家歴代将軍の中で初代とともに、東京ではなく日光に眠る家光公。そのことを初めて知り、早速東照宮から徒歩3分の所にある、家光公廟所(墓所)、日光山輪王寺 大猷院(たいゆういん)(map1)へ。「家康公の廟所(東照宮)をしのいではならない」という遺命から、彩色や彫刻、規模は控えめに作られたといいますが、黒と金を基調とした建物は、重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 印象深かったのは、普通南向きに建てられる本殿が鬼門(東北)を向いていること。実はこの先にあるのが東照宮。家光公がどれほど家康公を尊敬していたかがひしひしと伝わってきました。

■ みてみて情報 ■

烏摩勒伽(うまろきゃ)
「夜叉門」にいる四体の夜叉のうちの一つ。膝に付いているゾウが、「膝こぞう」の語源になったといわれるほか、矢と弓を持っていることから「破魔矢」発祥の仏様ともいわれている。

石垣
皇嘉門脇の石垣。石と石の間から根が出ないのは高い技術によって積み上げられたためだそう。


唐門の両脇にある塀には祖父母が孫を育てるという「鳩」の彫刻が。祖父の家康公に対する家光公の敬愛を感じる。

石畳
入り口の仁王門をくぐった先にある石畳には、神奈川県小田原市の「根府川石」を使用。

皇嘉門
家光公の御廟への入り口。中国明朝建築の竜宮造りで、別名「竜宮門」と呼ばれている。

本殿
拝殿、相の間とともに国宝に指定されている。たくさんの金彩が使われていて「金閣殿」ともいわれている。

日光山輪王寺 大猷院
■日光市山内2300
■0288・53・1567
■午前8時~午後4時(4~10月は午後5時まで)
■大人550円、小中学生250円


お食事処 山楽
map2
特注の大きいゆば巻きがどど~んと二つ

 そんな歴史に思いをはせながら、西参道入り口にあるお食事処 山楽(map2)で名物「ゆばそば」(1050円)を賞味。日光二荒山神社の霊泉水を使ったつゆは、飲み干したくなるほどのおいしさ。身も心も「きりっ」としました。

お食事処 山楽
■日光市安川町10の19
■0288・54・0292
■午前10時~午後4時
■無休
■P4台


日光真光教会
map3
設計者のJ.Mガーディナーは妻と共に、礼拝堂の床下に埋葬されている

 そのまま、国道120号を散策。すると、石造りの重厚な日光真光教会(map3)が。ここは日本聖公会北関東教区内に現存する最古の教会で、1916年に現在の石造りとなりました。外壁には地元でとれた安山石、内壁には板橋石が使われているそうです。

日光真光教会
■日光市本町1の6
■0288・54・3464
■見学自由
 


金谷ホテル歴史館
map4
旅行家イザベラ・バードが絶賛した部屋

 さらに進むと、「日光金谷ホテル創業の地」の看板を発見。ここには、日本初の西洋式リゾートホテルとなった同ホテルの前身「金谷侍屋敷」(登録有形文化財)があり、現在は金谷ホテル歴史館(map4)として一般公開されているとのことで、早速中へ。

 江戸時代には武家屋敷だったという建物。刀が振りかざせないよう天井をわざと低く造ったり、隠し階段や逃げ道があったり、まさにからくり武家屋敷。耐震構造や、生活の知恵なども随所に見られ、当時の建築技術に感心させられました。

金谷ホテル歴史館
■日光市本町1の25
■0288・50・1873
■午前10時~午後2時半(4~11月は午前9時半~午後4時半)
■大人400円、小学生以下200円
■P20台


日限地蔵尊 浄光寺
map5
境内には、日光山に現存する最古の梵鐘もある
日限地蔵のお堂。そっとのぞいてみて

 続いて国道を渡り、日限地蔵尊浄光寺(map5)へ。ここには、日を限って願い事をすると、必ず叶えられるという「菅笠日限地蔵尊」があります。ここで、今日の旅の安全を祈願。ちなみに菅笠を被っているお地蔵様は、全国でも珍しいそうですよ。

 境内には首だけの地蔵「憾満親地蔵御首」も。これは、明治35年、大谷川の大洪水で上流にある並び地蔵と親地蔵が流され、その後川底に沈んでいた御首を地元の人が発見し、安置したものだそう。

日限地蔵尊 浄光寺
■日光市匠町7の17
■0288・54・1589


憾満ヶ淵(並び地蔵)
map6

 そうなると気になるのが、現在の並び地蔵の様子。徒歩5分ほど歩き、並び地蔵がある憾満ヶ淵(map6)へ。男体山から噴出した溶岩でできた大谷川沿いのこの地に、天海の門弟が彫った約70体の地蔵がずらり。かつては100体ほどあったそうです。数えるたびに数が違うといわれ「化け地蔵」とも呼ばれているとか。私も2度数えてみましたが…。ぜひ、皆さんも数えてみてください!

■ みてみて情報 ■

弘法の投げ筆 並び地蔵の対岸の絶壁にある梵字「かんまん」は、弘法大師が筆を投げ彫り付けた伝説が。ぜひ探してみて!

憾満ヶ淵(並び地蔵)
■日光市匠町
■0288・22・1525(市観光協会)


中国料理 日光翠園
map7
日光名水と濃厚な牛乳を使った翠園の杏仁豆腐

 帰り道、中国料理 日光翠園(map7)で大人気の杏仁豆腐(大500円)をお土産にゲット。杏仁豆腐のように頭を軟らかくして、並び地蔵の数がなぜ違かったのか、じっくり考えてみよう~。(O)

中国料理 日光翠園
■日光市安川町6の42
■0288・54・2819
■午前11時~午後2時半(OS)、午後5時~同8時半(同)
■水曜定休
■P20台



map 今回訪れた所(約3~4時間コース)
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1
日光山輪王寺 大猷院
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2
お食事処 山楽
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3
日光真光教会
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4
金谷ホテル歴史館
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5
日限地蔵尊 浄光寺
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6
憾満ヶ淵(並び地蔵)
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7
中国料理 日光翠園
■ みてみて情報 ■

石升 浄光寺前の通りには、大正時代に使われていたという、自然石で作った水道「石升」が残っている。

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