身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第9回目)

10月1日は「国際コーヒーの日」に制定されています。秋から冬に向けて需要が増えるのが理由としているそうです。これからの寒い時期には心も体も温かいコーヒーが恋しくなりますよね。今回は、ここ数年で増えた大田原市内の数ある珈琲(コーヒー)店から幾つかをピックアップ。
ずっと前から変わらずそこにある「珈琲専科 茶羅」で最初の一杯を。「自家焙煎コトリ」のランチ+コーヒーで小腹を満たし、オープンしたばかりの「蜂巣小珈琲店」ではスイーツと共におやつの時間。「秋元珈琲焙煎所」に立ち寄り、最後は、きらり佐久山直売店での販売のみと聞いて気になった「珈琲司 ゆだ屋」の商品を購入しました。
香りを楽しむのも、コーヒーがある空間を楽しむのも、お気に入りのコーヒーをゆっくりたしなむのも、どれも素敵な選択。あなただけの「珈琲時間」をぜひ。
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今では珍しいレトロな公衆電話やコーヒー器具(非売品)も並び必見です!

スタッフ高橋響輝さん

カフェオレ(500円)
まず、大田原高校近く「珈琲専科 茶羅」で最初の一杯。店がオープンした約40年前とほぼ変わらずの店内。カウンターに並ぶサイフォン越しに「これで淹(い)れる珈琲はサッパリ感が味わえます」と、店長の小池卓さん。淹れたての珈琲を席まで運び、目の前でついでくれるスタイルも開店当初から。
昔から人気のあるチーズケーキの味を守り続ける自家製デザートも健在。ふんわり泡立つカフェオレと、ケーキが癒やしてくれました。
珈琲専科 茶羅■大田原市紫塚1の4の3
■0287・23・1979
■午前11時~午後8時
■日・祝日休
■Pあり
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パーソナルワークショップ(ハンドドリップの
仕方、飲み比べなど)開催!

アイスコーヒー(350円)もぜひ

事業ブレンド
次は東へ蛇尾川を渡り「自家焙煎珈琲コトリ」へ。オープン時はいつでも食べられるカフェご飯があるのもうれしいポイント(写真)。安田準店長や本田奈津美さんとお話をしながらのんびり時間を過ごしました。
同店にある「大田原事業ブレンドコーヒー」は、市内の企業や美容室などで提供する珈琲豆を、焙煎(ばいせん)士でもある安田店長が相手のイメージと組み合わせて焙煎。「『栃銀ブレンド』ってどんな味だろう~? なんて想像しちゃいます。
自家焙煎珈琲 コトリ■大田原市中田原636の1
■0287・48・7980
■午前10時~午後6時
■木曜休
■P6台
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スイーツも格別

懐かしい空間が出現
今度は車を黒羽地区の蜂巣方面に走らせます。廃校になった小学校をそのままカフェにした、オープンしたばかりの「蜂巣小珈琲店」に到着です。
昔懐かしい木造の校舎の中にはモダンな空間が広がっていました。NYで話題のスイーツ「ポップオーバー」とブレンドコーヒーを。
店内奥にあるギャラリーには、教室に並んだ机、廊下に貼られた生徒の作品…。「色んな角度からこの場所を楽しんでほしい」と、マネージャーの渡辺雅紀さん。
蜂巣小珈琲店■大田原市蜂巣295
■0287・54・2255
■午前11時~午後5時
■日・月曜休
■Pあり
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お腹も心も満たされたあとに向かったのは、「秋元珈琲焙煎所」。初めて訪れたのは、オープンした2年前。車を降りてから玄関に行くまでの、たった10㍍の距離から漂う珈琲の香りに毎回ホンワカ気分に。
店主・秋元健太さんがお薦めするドリップポットやキャニスターなどいろいろな器具も販売。「使い方や、味の好みに合わせた器具選びも任せてください」
ラリーには、教室に並んだ机、廊下に貼られた生徒の作品…。「色んな角度からこの場所を楽しんでほしい」と、マネージャーの渡辺雅紀さん。
秋元珈琲焙煎所■大田原市親園2301
■080・8874・8361(営業時間内)
■午後1時~同6時
■日・月・火曜休
■Pあり
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最後は「きらり佐久山 農産物直売所」だけで販売している「珈琲司 ゆだ屋」のコーヒーを購入して旅は終了。焙煎する前に必ず豆を洗う「自家水洗焙煎珈琲」が特徴で「透き通るようなクリアさが味わえます」と湯田健司さん。一度に焙煎できる量も限られているため、売り切れる場合も。気になる方は「きらり直売所」へ。
ぜひ自分だけのお気に入りの珈琲の楽しみ方を見つけてくださいね。(T)
珈琲司 ゆだ屋「きらり作久山農産物直売所」■大田原市佐久山2554の1
■0287・28・1290
■午前8時~午後6時
■第3月曜休
■Pあり
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