ふらりプチ旅とちぎ「ローカルな物と人に出会う~那須」

2016/5/25
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ふらりプチ旅とちぎ 身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第5回目)

あなたが私にくれたモノ・・・
自然の恵み
暮らしのそばに

 初夏のすがすがしい空の下で開催された「大日向マルシェ」を訪れました。木漏れ日が心地良い那須街道をドライブ。田代交差点を山梨子方面へ3分ほど進み、ナチュラルレストラン・アワーズダイニングを目指します。

 会場は同レストラン前の庭。5~11月の毎月第2・4土曜日、午前9時~午後0時半に行われています。

 始まりは2011年。発起人の小山博子さんが「少しだけ意識して周りを見回してみると、私が欲しいものが身近にあることに気付いた」ことがきっかけ。今では「環境に負荷をかけない暮らし」を目指す、農家さんや作り手さんが軒を連ね、野菜やパン、農産物の加工品、日用雑貨などを販売しています。

 「暮らしのそばにいつもある、みんなの小さなマルシェへようこそ!」。


環境学習プログラム「エコレンジャー」
リスト1
飯沼靖博さん
自分で発見し、なぜ?を想像するのが大事。生きものを知ることで環境が分かります
飯沼靖博さん
ちっちゃいヤゴがいる! アメンボもいるよ

 車から出た瞬間、空気の鮮度の高さが伝わってきます。那須の豊かな自然を感じながら会場へ。

 最初に向かったのは、環境学習プログラム「エコレンジャー」(今回の出店者リスト1)。子どもから大人まで一緒になって楽しめるワークショップです。那須野が原生きものネットワーク代表の飯沼靖博さん(41)が隊長となり、プログラムをナビゲート。この日のテーマは「池の生きもの調査」(参加費500円)。会場内に造成したビオトープ池で生きものを捕り、「体のつくり・くらし・すみか」を観察しました。

 ヤゴが下あごを人の手のように使うのを見てびっくり。気付いたことや発見をみんなで共有しているうちに、だんだん「生きものの気持ち」に。



成澤菜園
リスト2
ちゃんと育てて、収穫できたらトマト祭りします!(内田早紀さん・左奥)
家庭菜園をしようと思って(原藤芽衣さん・左)
成澤増雄さん 成澤増雄さん オレガノなどのハーブ類、豆、ヒマワリ油も並んでいます

 マルシェの魅力の一つは、新鮮な上に珍しい野菜も買えること。最小限の資材と生物の多様性のある土づくりで、環境保全型農業に取り組む成澤菜園(今回の出店者リスト2)をのぞいてみました。

 「この野菜は知らないんじゃないかな」。遊び心で「変わった野菜を出すようにしています」と生産者の成澤増雄さん(51)。生物の多様性のある土づくりができると、おのずといい野菜ができるそうです。

 ちょうど端境期に当たり、野菜は少なめでしたが、この時季にしか味わえない山ウドと葉タマネギがありました。さらにハーブ類も。「ペパーミントを水に入れて1晩おくと、ミント水になりますよ」。販売担当のはるかさん(30)が、おいしい食べ方を丁寧に紹介してくれるので、どれを買っても大丈夫。他に、ホワイトチェリートマトやパセリの苗も。プロならではの視点で、育て方のポイントを教えてくれるから心強い。畑の見学や手伝いなどの体験もできるそうで、詳細を確認の上、足を運んでみては。


ポンニタイ
リスト3
気に入った1枚をずっと長く着てほしいです
野村良子さん 野村良子さん

 風にたなびくエプロンに導かれて向かったのは、アイヌ語で「小さい森」を意味するポンニタイ(今回の出店者リスト3)。洋服も作っていますが、マルシェでは無漂白のネルとカーゼを組み合わせた布ナプキン(400円から)やベビー小物(1000円から)を販売しています。布ナプキンは「干すとハンカチみたいなんですよ」と作り手の野村良子さん(40)。使ってみて「手放せなくなった」と、洗う手間よりも、使用感の心地良さを優先するお客さんも増えているそうです。9月には洋服メーンの展示会があるとか。こちらも行ってみたくなりました。

会場を提供するアワーズダイニングの濱口淳子さん(右)とJARDIN BLANCの吉尾良里さん

 天然酵母のパンにテンペに…買ってきたものを手に取ると、話や笑顔が浮かんできて、また訪れたくなりました。(N)

マルシェを主宰した小山博子さん(左)と運営を手伝っている野村良子さん

map、今回の出店者リスト

買い物はマイバッグか
マルシェカゴで

(問)大日向マルシェ
ohinatamarche@gmail.com

  • ❶那須野が原生きものネットワーク
    〈生きものポストカード、環境学習プログラム「エコレンジャー」〉
  • アジア学院〈豚肉、フェアトレードコーヒー、調味料など〉
  • ちっちゃなおやまの農場〈5月の野菜、大豆加工品〉
  • 金子君の野菜畑〈5月の野菜〉
  • ❷成澤菜園〈5月の野菜、苗、ひまわり油〉
  • ひまり菜園〈5月の野菜〉
  • 樽のポタジェ〈5月の野菜〉
  • 江連農園〈いちご〉
  • 那須高原HERB's 〈ハーブミックス、ハーブティ〉
  • ジャムおばさん〈手づくりジャム〉
  • RAKUDA〈天然酵母パン〉
  • GET WELL SOON〈天然酵母パン、焼き菓子〉
  • Ours Dining〈スペシャルスイーツ、米コーヒー〉
  • JARDIN BLANC 〈草花ブーケ、アレンジメント〉
  • けむじん〈燻製加工品〉
  • わんちゃんリフレ〈愛犬おやつ〉
  • とちぎe-net〈真空管太陽熱温水〉
  • cheerful heart〈手作りせっけん〉
  • ❸Pon-nitay〈布ナプキン、布モノ、フェアトレード雑貨〉
  • 月とカヌー
    (特別出店)〈はからめ月のカレンダー、熊本震災募金〉
チェック

 この日は出店していませんでしたが、ルバーブの島田農園(福島・西郷村)も注目の気になるお店。

 地元の牧師さんが分けてくれた一株のルバーブを、40年の月日をかけて増やし続けて、今ではルバーブ農園に。「毎日食べないと気がすまない」と、赤いルバーブへの思いが尽きない島田弘美さん(52)=写真。「ルバーブ本来のおいしさを伝えたい」からと、オリジナルジャムや焼き菓子の販売も始めました。7月から出店を予定しています。

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