新緑がまぶしい季節になりました。空気もさわやかで、アウトドアスポーツにも絶好の時季です。
山歩きをしてみたいが、どこに行ったら良いのかわからない、初めて低山ハイクに挑戦してみたいという人たちに、初心者にもうってつけで、気軽に出掛けられる3コースを紹介します。
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ハイキングの注意点 |
ハイキングでは水分、雨具、脱ぎ着しやすい上着を持参しましょう。山に合わせた靴、服装、持ち物選びが大切です。女性は特に帽子やストールなどで「日焼け止め対策」をしっかり。ストックを使う場合は、先にゴムが付いたものが良いでしょう。
必ずトイレを済ませてから出発しましょう。女性はトイレの心配をして水分を控えがちですが、水分は必ず摂りながら、携帯用のトイレを持参しましょう。女性1人での登山は出来るだけ控え、最低でも2人組が良いです(怪我や気分が悪くなったときの対応のため)。
雨巻山
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益子
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気軽に、家族でも |
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多くの登山者に親しまれる益子町の最高峰・雨巻山(あままきさん、533・3m)。その整備と年間30回の山行をメーンに活動を続けている「益子いくべ会」の皆さんと山頂を目指します。
専用駐車場がある大川戸登山口をスタート。林道を進むこと約30分、今回は、尾根コース(約1時間。通称幼稚園コース)を行きます。美しい新緑とマイナスイオンに包まれ、白くかれんな「チゴユリ」に心が和みます。
いよいよ山頂へ。石田弘会長(57)は「四季折々を楽しめる雰囲気のいい里山です。気軽にのぼれますが、低山なので特に7、8月は十分水分補給に注意して」。家族と登頂した宇都宮市氷室町の渡邉日向君(7)は「急な所が楽しかった。風が気持ちいい」と笑顔です。
下りは「眺めがいいから」と言う縦走路の大川戸・三登谷山尾根コース(約1時間半)を進みます。アップダウンの途中、すがすがしい眺めと風のプレゼントが足取りを軽くしてくれます。
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詳しい情報は、益子町ホームページから。
晃石山と青入山
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栃木
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四季通し楽しめる |
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太平山南山麓トレッキングガイドの大竹利夫さんと猿山愛子さんに大平町西山田の清水(せいすい)寺から晃石山(419m)を目指すコースの特徴、楽しみをうかがいました。
コース入口までの道沿いのアジサイは6~7月が見ごろ。晃石山神社まで約40分(急な上りあり)。上りは、小股で息が上がらない速さで。晃石山神社を過ぎて、パラグライダー出発点は、お薦めの眺望ポイント。渡良瀬遊水地、天気が良いとスカイツリーも見えます。晃石山山頂からは日光連山が見えます。途中休憩は1回5~10分程度に。休みすぎると体が冷えて疲れやすくなります。
下りは青入山から桜峠を通るルート。爪先から着地し、足裏全体で歩くと滑りにくく、膝を曲げながら着地すると足腰への負担が軽減されます。清水寺まで戻って約2時間半から3時間のコースです。
この時季は新緑やツツジが美しく、夏は山間を渡る風や葉擦れの音が涼やか。秋は紅葉、冬は落ち葉を踏む音。四季折々の自然の魅力が感じられます。
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ハイキングマップ配布、山歩きガイド(無料)の申込みは
「かかしの里」TEL:0282・43・8288(火曜休)
宇都宮アルプス 榛名山
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宇都宮
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登り応えある山! |
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篠井町の市冒険活動センターから宇都宮アルプスの一つ榛名山(524m)を目指します。「低山」ですが、岩場や滑りやすい個所もあり、登り応えのある山です。
ネイチャープラネット坂内剛至さんと手塚美和さんの案内でセンターハウスからスタート。展望台で休憩をします。水分補給を忘れずに! 途中で景色も楽しみながら登ります。岩場を上がるときは落石にも注意。岩場を抜けると「榛名山」頂上に到着。晴れた日には日光連山が見渡せます。
山頂から下り、かたくり広場を通りながら下山します。足が疲れているので、下山の場合も足元には十分注意が必要です。滑りにくい靴と軍手は必須で、危ないときは手を木や、岩に着きながら下山します。
ここまでで、ゆっくりめに歩いて往復約2時間程度。体力が残っている場合は、さらに「男山(527m)」から「本山(561m)」までのコースがお薦めです。
コースに関しての問い合わせは
宇都宮市観光交流センター TEL:028・632・2437
ガイドツアー・ネイチャープラネットTEL:0288・78・1177