身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第3回目)
桜の花便りが届き始めました。今回は「春の里山で見つけよう!懐かしき風景」をテーマに、タイムスリップin那須町芦野・伊王野編です。
まず那須町との境、大田原市両郷にある「天宮のパン」で旅のお供を購入。そのまま那須町の遊行柳を目指します。奥にある「上の宮温泉神社」まで、のんびりお散歩。イ草の懐かしい香りに誘われて入った「大島畳工業」。そこから伊王野方面に少し車を走らせ「平井菓子店」へ。古道具がズラリ。裏手にある竹林には平坦な遊歩道があり、幻想的な雰囲気が味わえます。さらに南進し「菊地商店」と「駄菓子屋 ちゃ色」が見えてきます。ここでお土産を買って旅は終了。
「えっ!」と驚く発見が続きましたが、もちろん桜の名所もたくさん。お花見と併せてお楽しみください。
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天宮のパン
■大田原市両郷412の1
■TEL:080・9981・5417
■午前10時~午後4時(なくなり次第終了)
■月・火曜休
■Pあり
大きな目印はなく、頼れるのは看板だけ。美しき里山の中にひっそりとある天宮のパン(map1)に到着。旅の始まりはここからスタート。迎えてくれたのは店主の星田裕美子さん(36)。お薦めの「いちごジャムコッペ」や人気の「角食パン」など約25種類のパンからいくつかを購入。売り切れ必至なので、予約がお勧め。
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那須町に入り、上の宮神社(map2)へ。パワースポットと噂の樹齢400年の「大イチョウの木」からたくさんエネルギーをもらった気分に。

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map3
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大島畳工業
■那須町芦野2770
■TEL:0287・74・0017
■午前8時~午後6時
■日曜休
■Pあり
続いて大島畳工業(map3)で「い草のパスタ」を販売していると聞きつけ訪ねました。イ草の香りがプ~ンと漂う店内。「この香りで『畳って、やっぱりいいな』って思ってもらいたい」。イ草愛が止まらない店主の大島一行さん(39)。「畳をもっと身近に…」と、国産のイ草だけを詰め込んだ「イ草枕」や名刺入れなどここでしか買えない「畳アイテム」を制作。お土産にも最適です。「…ところでパスタの方は?」、気になる方はぜひ足を運んで。

い草のパスタ
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そこから車で5分の平井菓子店(map4)に立ち寄りました。昭和初期に使われていたストーブやラジオ、鍬(くわ)などが並んでいます。気になったのは珈琲ミル。じーっと眺めていたら、「それね、まだ使えるの。キレイにすればね」。そう笑って話してくれた平井リツ子さん。お店裏手に広がる竹林で平井さんの案内で、のんびり10分程度の散策。青々とした竹を見上げると、何度も深呼吸したくなりますよ~。

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map5
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さらに南に向かい、菊地商店(map5)に。店内にはチョコレートがいっぱい。かぼちゃ味やチーズ味などの変り種チョコレ ートからお好みを探してみるのも楽しいです(約15種類、各245円)。お店を出る前に「ちょっと待った~」、店内奥にはジオラマの鉄道模型が隠れていました。動かしてほしいときは「スタッフ~」と一声を。
菊地商店
■那須町伊王野1882
■TEL:0287・75・2025
■午前9時~午後5時
■月・火曜休
■Pあり
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map6
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今回の旅で一番訪れたかった場所、昭和39年を再現したお店、駄菓子屋 ちゃ色(map6)に到着。扉を開けると数万円するレアもののおもちゃや数十円の駄菓子の数々。「来るたんびに新しい発見があったらおもしろいべ」と、栃木弁満載の店主の昭るりさん。店の雰囲気、モノ、匂い、童心に返ったように、全てが懐かしくて「何時間でも、ずっと居たい…」そう思う場所でした。(T)
駄菓子屋 ちゃ色
■「菊地商店」敷地内
■土・日のみオープン
■営業時間は午前9時から(イベントなどで休みもあり)
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