ふらりプチ旅とちぎ「美の名品に触れて心を潤す~佐野」

2016/2/24
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ふらりプチ旅とちぎ 身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第2回目)

   新旧佐野模様
   歴史には“人”あり

20160224 まだまだ寒い日も多く空気の乾燥も気になりますね。春に向かって、まずは心に潤いをと、今回のテーマは「美の名品に触れて心を潤す」。日本画の名品や人間国宝の陶器など、充実したコレクションを誇る佐野の中心市街地を訪ねました。

 メーンは旧国道50号沿いで、目立つ場所にありながら、どちらかというと隠れ家的な魅力で来場者を引き付ける「佐野東石美術館」と「人間国宝田村耕一陶芸館」。ランチは佐野未来館のチャレンジショップに出店中の「食堂カタツムリ ラボ」へ。最後は佐野市役所新庁舎の展望ロビーを訪れ初めて見る景色を堪能しました。もちろん、あの〝有名なお侍さん〟も登場します。

 いずれの場所も佐野駅から歩いて5分程度。散歩感覚で半日で巡り、締めて1700円。充実感あり、おサイフにも優しい旅を満喫してきました。

佐野東石美術館
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横山大観の「瀑布(ナイヤガラの滝・万里の長城)」六曲一双屏風
横山大観「瀑布(ナイヤガラの滝)」
案内していただいた岩船哲也主任学芸員は「滝の豪快な流れにエネルギーを感じたり、立ち上るしぶきに癒やされたり。心のありようによって、いろいろな見方ができるんです」と魅力を語ってくれました。

  佐野駅から徒歩5分。殿町通りの交差点に立つ大きな時計が目印の佐野東石美術館(map1)は東京石灰工業株式会社が1980年に創設した企業美術館です。約2000点に及ぶコレクション。中でも近代日本画、木彫の名品が充実しています。

 同館選りすぐりの作品を紹介する新春企画展の人気が高く、特に横山大観の「瀑布(ナイヤガラの滝・万里の長城)」六曲一双屏風は貴重な作品だけに展示されるのは2年に1度程度。展示は4月20日まで。彫刻や陶器と絵画を取り合わせた展示が行われているのも見どころの一つです。

冨永直樹作「大将の椅子」のねこ※なでねこがいます!
冨永直樹作「大将の椅子」のねこはなでていいそうですが…結構勇気がいります。
佐野東石美術館
■佐野市本町2892
TEL:0283・23・8111
■午前10時~午後5時
■木曜休館
■700円、ペアチケット1000円、
小中学・高校生300円
■市営万町駐車場を利用(2時間無料)


人間国宝田村耕一陶芸館
map2

 続いて、旧50号を東へ歩いて2、3分。市の中心市街地活性化を推進する拠点として5年前にオープンした佐野未来館へ。

 企画展のメーン作品「かたくり文輪花大皿」他2点 企画展のメーン作品「かたくり文輪花大皿」他2点
田村耕一の肖像写真。田村耕一の肖像写真。精悍(せいかん)な顔つきにもしびれます

 1階にある人間国宝 田村耕一陶芸館(map2)は、佐野に生まれ、「鉄絵」の技法で栃木県では浜田庄司に続く2人目の人間国宝に認定された田村耕一の家族から寄贈された300点余りの陶器を収蔵。見応えのある展示が何と無料で楽しめます。

 3月13日まで、人間国宝に認定された晩年期の作品41点を展示した「独創の陶技 円熟の鉄絵銅彩展」が開かれています。身近な草花がモチーフになった作品が多く、勢いを感じるものもあれば、穏やかな気持ちにさせてくれるものもあり、静かな館内でじっくり作品を鑑賞できるのが魅力です。

人間国宝田村耕一陶芸館
■佐野市高砂町2794の1まちなか活性化ビル「佐野未来館」1階
TEL:0283・22・0311
■午前9時~午後5時 12月30日~1月1日休館(臨時休館日あり)
■入館無料
■市役所駐車場を利用

食堂 カタツムリ ラボ
map3
迷わず彩り豊かなプレートランチ800円を注文 迷わず彩り豊かなプレートランチ800円を注文

 昼食は3階のチャレンジショップスペースに期間限定で出店している食堂カタツムリ ラボ(map3)へ。「佐野の野菜は新鮮でおいしい」と話す、九州出身で東京のフランス料理店で腕を磨いた佐藤公亮さん(43)と佐野出身の妻の有美さん(43)が切り盛りしています。

カメラを向けたら「親父の背中で勘弁してください」とオーナーの佐藤公亮さん
カメラを向けたら「親父の背中で勘弁してください」とオーナーの佐藤公亮さん

 注文したのは「佐野産野菜を中心としたプレートランチ」(800円)とコーヒーとデザート。鮮やかな色に食欲をそそられる紫キャベツのマリネにキャロットラペ、ブリのくん製、スパニッシュオムレツなどボリューム満点。でもデザートは別腹。おいしいランチの時間をたっぷり楽しみました。

食堂 カタツムリ ラボ
■「佐野未来館」3階 
TEL:090・4221・3149
■午前11時~午後4時
■不定休
2月27日、3月13日休み
※営業は3月31日まで。日替わりランチメニューは全4種類ですべて800円。プラス200円でコーヒーとデザートが付く。


佐野市役所本庁舎
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さのまる、現る!
さのまるの出勤に遭遇 さのまるの出勤に遭遇
ビシッと手を上げて横断歩道を渡るりりしい姿に感動
ビシッと手を上げて横断歩道を渡るりりしい姿に感動
執務室に着くやいなや撮影会の始まり
執務室に着くやいなや撮影会の始まり
無料配布している住民票の写しにサイン
無料配布している住民票の写しにサイン

 次は、昨年12月に開庁したばかりの佐野市役所新庁舎(map4)へ向かおうと信号を渡り、ついでにちらっと佐野ブランドキャラクターのさのまるの家をのぞいてみると「うわ、本人のお出ましだ!」。ちょうどこの日は週2回あるお仕事の日だったようで、次々に現れる女性ファンの黄色い声に、華やいだ雰囲気で登庁するさのまる。それに引かれるように市役所へ。

 〝めくるめく〟さのまるの世界を後にして目指すは7階展望ロビー。「気象条件が良ければ富士山も見えますよ」と、市総合政策部の井上建係長。残念ながらあいにくの曇り空で、富士山を見ることはできませんでしたが、初めて見る佐野の町並みの景色を満喫しました。(H)

佐野市役所本庁舎
■佐野市高砂町1
TEL:0283・24・5111
■さのまるの執務時間は月、金曜(週2回)午前11時、午後2時(約30分)。7階展望ロビーの開放時間は午前8時半~午後7時まで。
富士山が見えるかも?! 富士山が見えるかも?!


map 今回訪れた所(約4~6時間コース)
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1
佐野東石美術館
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2
人間国宝田村耕一
陶芸館
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3
食堂
カタツムリ ラボ
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4
佐野市役所本庁舎
公立の美術館は月曜休館がほとんどですが、佐野東石美術館は木曜休館で田村耕一陶芸館は年末年始を除き無休なので、月曜日でも芸術鑑賞ができるのも特徴の一つ。
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