深まる秋。木枯らしが吹き始めて本格的な乾燥シーズンが到来する前に、きちんと素肌ケアをして「今よりも美肌」を目指しましょう。上田屋化粧品店(宇都宮市)のビューティーアドバイザー小笠原祐美子さんに、秋のスキンケアのポイントを教えていただきました。
“潤いたっぷり” 美肌へ
秋の肌は、夏に受けた紫外線によるダメージが蓄積して乾燥やシミ、くすみとなって現れます。頭も顔も体も同じ一枚の皮でつながっているので、手がカサカサしてきた時には、全身の乾燥が始まっています。
大切なのは、日常のお手入れ。ちょっとしたことの積み重ねが、美肌への近道です。比較的紫外線が弱く、温度や湿度も過ごしやすい今の時季に肌の調子を整えておけば、特別なケアをしなくても好調な肌を保てるはずです。
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基本法を覚えて |
こすらず、丁寧にケア
- ●洗顔は水かぬるま湯(目安は28~32℃)で
- シャワーの温度設定のままで洗顔するのは厳禁。保湿成分まで根こそぎ奪われてしまい、乾燥の原因に。
- ●「こすらない」こと
- 洗顔料をしっかり泡立て、たっぷりの泡で押し洗いする。
- タオルで拭く時もそっと。乳液などを塗る時も決してこすらない。
- ●しっかりと化粧水をなじませる
- コットンに化粧水をたっぷり(目安は500円玉大)含ませ=写真A、フェイスラインまで化粧水を2回なじませる。
![]() コットンの正しい持ち方
写真A 中指と薬指の上にコットンを置き、人差し指と小指で挟む
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乾燥が気になる部分には、コットンマスクを約5分間当てると効果的=写真B。低刺激の綿100%のコットンがお薦め。
![]() コットンマスクのやり方
写真B 化粧水を満遍なく含ませたコットンを2枚にさいて乾燥が気になる部分にはる
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乳液やクリームなどの塗り方
●乳液やクリームなどは、手の平で肌の温度に温めてから=写真C、額、鼻、顎、両頬の5か所に分けて塗る。手の平の温もりでクリームを浸透させる=写真D
![]() 写真C 乳液やクリームは、手の平に取り、手の温度で温めてから使うと、肌への浸透が高まる
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![]() 写真D 手の平で優しく押さえて肌になじませる
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ハリを守る 頭皮マッサージ |
![]() 写真E ![]() 写真F |
●頭皮マッサージのやり方
※女性用のヘアトニックなどを併用するとより効果が期待できる。 頭皮マッサージをした後は、血行が促されて体もポカポカしてくる。 (問)上田屋化粧品店
宇都宮市馬場通り2−3−7 電話番号 028・633・4802 営業時間 午前10時~午後7時2 定休日 第1・3水曜日 |