4月の早春「野岩鉄道の旅」に続き、今回は「わたらせ渓谷鐵道」秋の旅に出掛けました。人気のイベント列車に初乗車、足尾銅山観光、渓谷散策、ご当地グルメと盛りだくさんでお届けします。
渡良瀬川の渓谷に沿って走る鉄道で、起点から終点の高低差は550㍍。カーブや急こう配、トンネルや鉄橋なども多く変化に富んだ路線です。
車窓からは四季折々の渓谷美を楽しむことができます。お勧めの絶景ポイントは、川沿いに転がる大きな白御影石を眼下に眺めることができる沢入駅から原向駅の区間。

新緑から紅葉のシーズンは、ガラス窓のないオープンタイプのトロッコ列車が人気を集めます。
列車を使ったイベントやツアーも年間70回ほど開催しています。鉄道ファンが殺到する「運転士体験」や「子どもトロッコ鉄道教室」、団塊世代に大好評の「うたごえ列車」、普段では立ち入ることができない廃線跡を歩くツアーやフランス料理クリスマス列車など。テーマを絞り、趣向を凝らした企画を数多くご用意して、皆さまのご参加をお待ちしております。
わたらせ渓谷鐵道で行く
盛り上がる列車をあとに神戸駅で下車。列車の車両を利用したレストランがあることで有名で、名物の「やまと豚弁当」(1030円、オリジナル手ぬぐい付き)は、電話での事前予約が必要。
![]() アテンダントの籾山愛さん
車内では鉄道グッズを販売。人生のすべり止め「わ鐵のお守り」もあります。
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やまと豚弁当 1030円
(オリジナル手ぬぐい付き) やわらかな肉質、地産地消が自慢のお弁当です。
要予約。 (申)(問)列車のレストラン清流 電話番号0277・97・3681。 |

![]() 軽い発破の爆風が伝わってくるリアルな展示
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![]() トロッコ列車坑内へ
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センターに戻り、新発売の「ギンヒカリ押し寿司」(1000円)を味わい帰路に就きました。
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ギンヒカリ押し寿司 1000円
桐生川の清流で育ったギンヒカリの上に白板昆布をのせたほんのり甘みのある優しい味わい。しょう油をつけずにそのまま楽しめます。
(問)水沼駅温泉センター 電話番号0277・96・2500。 |

【わたらせ渓谷鐵道】
日光市の間藤駅から群馬県の桐生駅まで44・1㌔㍍を結びます。前身の足尾鉄道から数えると全線開通から今年でちょうど100年の歴史を持ちます。明治、大正時代に建設された駅舎や橋梁など沿線の38施設が国の登録有形文化財に指定され、今なお現役として使われ続けています。
「乗って残そう足尾線」を合言葉にした存続運動の結果、平成元年から第3セクターとして営業しています。