おーい! 新茶

2014/5/21
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黒羽茶 コクのあるまろやかな味


 八十八夜も過ぎ、大田原市黒羽町で栽培される「黒羽茶」も茶摘みの時期を迎えました。原発事故の影響を被った時期もありましたが、出荷を再開して2年目、須藤製茶工場の須藤敦子さん(67)にお茶に込める思いや新茶の楽しみ方などを聞きました。

出荷自粛の2年間は本当に苦しかった
今年は以前の生産量に戻したいですね

 旧黒羽町須賀川地区で生産される黒羽茶。広く須賀川茶とも呼ばれています。この地域は盆地のため風の影響を受けにくく、お茶の栽培に適した地としてかつては多くの生産農家がありました。2011年の東京電力福島第1原発事故の影響で出荷自粛を余儀なくされましたが、昨年3年ぶりに出荷を再開。「喜びの一方、風評被害、栽培をやめた農家もあり、あの2年間は本当に苦しい年でした」と振り返る須藤敦子さん。昨年は、風評被害の不安から事故前の半分程度の生産量に抑えましたが、今年は通常の量に増やしたいと意気込みます。
  毎年5月20日前後が茶摘みの時期。4月下旬から5月中旬までの気候が重要で、葉っぱが完全に乾燥した朝が茶摘みに一番適した日。今年は例年より少し遅くなりそうですが、良いお茶ができると思います。
  いれたお茶の色は真っ青よりもやや黄色味を帯びているのが特徴の一つ。機械ではなく手摘みにこだわるからこそ、コクのあるまろやかな味わいに仕上がります。
「『お茶にしよう』の言葉とともに家庭の中に流れる『和の時間』を大切にしていきたい。じっくり入れたお茶は本当のおいしさがでます。ぜひ本物のお茶を味わってほしいですね」

須藤製茶工場で加工された新茶「八十八夜」(92グラム1080円から)の発売予定日と購入できる場所。

●新茶の発売予定日
 5月25日頃~
●購入可能な場所
①須藤製茶工場 0287・58・0010。
②トコトコ大田原 0287・47・7370。
③大田原観光協会 0287・54・1110。
④きらり佐久山直売所 0287・28・1290。

「煎茶のおいしい入れ方」(3人分で茶葉8~10㌘)
 
 
 この時期にしか味わえない初摘み茶(新茶)は、温度管理に気をつけることで本来の香りや味を楽しむことができます。入れ方のポイントなどを聞きました。
①沸騰させたお湯を人数分の茶碗に8分目程度まで入れ、約1分間冷まします。
②お茶の葉を急須に入れます。8~10㌘は軽量スプーンの大さじ1強ほど)
③冷ましたお湯を急須に入れてふたをし、1分ほど待ちます。
④人数分のお茶碗に順番に回し注ぎ、最後の一滴まで注ぎます。
●1煎目に熱いお湯で入れてしまうと、お茶の甘味・渋味が一度に出てしまいます。おいしく味わえるのは、お湯の温度が70~80℃(お湯を注いだ急須の底に手を当てていられるくらいがおおよそ70℃)です。
●2煎目からの煎茶、番茶、焙茶、玄米茶は熱湯で入れます。
●お茶は高温・多湿を嫌います。開封後は機密性のある容器に入れ、保存しましょう。

アラカルト
  お茶を粉末にした「粉茶」はお湯を注ぐだけで手軽にお茶を楽しむことができますが、食べるお茶としてアレンジも可能です。「若草ドレッシング」の作り方を教えていただきました。
●2人分
小さめのボウルを用意します。プレーンヨーグルト大さじ1強、粉茶小さじ2分の1、オリーブオイル、酢各小さじ1、塩、コショウ各少々を全て入れ、よく混ぜ合わせます。ドレッシングとして、温野菜のディップなどでお楽しみください。
お好みでマヨネーズ、または蜂蜜と塩少々を加えると一層まろやかな味になります。
お茶は乳製品と相性がいいので、これからの季節は好きな果物にヨーグルトと粉茶をミキサーにかけてスムージーなどにもお薦めです。

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