美しい新緑と爽やかな空気に包まれ、ウオーキングに最適な季節になりました。今回は、「ちょっと寄り道」をしながら気軽に楽しめる県内4カ所のお薦めコースご紹介します。紫外線対策と飲み物を忘れずにレッツ ウオーク!

同観光協会をスタートして紅の吊橋を渡り、右手の遊歩道を進みます。近くの妙雲寺では色鮮やかなボタンやフジが見頃を迎えており、記念の写真をパチリ。そこから翁橋を渡り、国内最大級の足湯・湯っ歩の里でひと休み。
復路は温泉街に並ぶお土産屋さんをのぞきながら観光協会に戻ります。所要時間は約1時間。最後に敷地内にある足湯で散策の疲れを癒やしてください。
(問)同観光協会電話 0287・32・4000。
日光市の猪倉山に「お遍路参り」で知られる四国八十八カ所の霊場を再現したコースがあります。
山腹にある泉福寺の先代住職が「日光でお遍路を」と八十八寺から持ち帰った土を88体の石仏に納め、山道に設置したことで誕生しました。

この時季、石仏を彩るのはシャクナゲやチゴユリ。きつい登り坂や下り坂を歩く霊場巡りの醍醐味と併せて、1~2時間の小旅行を満喫できます。山頂には「すずり石」と呼ばれる巨大な石があり、そこから一望する日光連山や街並みは格別です。

同寺住職の長谷川興賢さんは「石仏の番号と自分の年齢(人生)を重ねて巡るのも感慨深いですよ」と話してくれました。
(問)泉福寺 電話 0288・26・1364
この時季は、木々の新緑や季節の山野草が楽しめます。カメラや植物図鑑を持って歩くのもお薦めです。往路は緩やかな上り坂。案内板に従って、同広場を目指します。途中、かたくり橋を渡った先に約800㍍のあじさいの路が続きます。6月には両側のアジサイが色づき、見ごろを迎えます。
折り返し地点の同広場から同コースで東口へ。さらに山頂を目指し、眺望を楽しむコースもあります。園内を走るフラワートレインも人気です。
(問)同園管理事務所電話 0282・55・7272。

JR足利駅をスタートしたらまず立ち寄りたいのが太平記館。観光マップを手に石畳通りを抜けて鑁阿寺へ。境内の散策を楽しんだら、北門を出て西に進むと相田みつをが禅を学んだ高福寺。西門を出て南へ向かうと2㍍の閻魔坐像が安置されている利性院があります。北仲通りに入り途中南北に延びる路地を抜け逆さ川沿いを歩くのもお薦め。

歴史と文化にふれ、織姫神社229段の階段を上りきったら、市内を見渡すことができる眺望が待ちます。約5キロ・所要時間100分。
(問)市観光協会電話 0284・43・3000。