早春の野岩線を行く

2014/4/9
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野岩の春を探して


 ドライブもいいけれど、この春はぜひ電車の旅を楽しんでほしい。そんな思いから、早春の「野岩鉄 会津鬼怒川線」に初乗車! 山あいを走る沿線には、電車ならではの時間と感動がありました。


 野岩鉄道の旅の始まりは、龍王峡から。「いってらっしゃ~い」と声をかけてくれる茶店のおじさんにこちらも笑顔で手を振ります。春を待つ峡谷の遊歩道を下りていくと、瀑布音とともに現れる「虹見の滝」に感動。

すがすがしい空気を全身に感じながら、エメラルドグリーンの輝きを目指してさらに川岸へ。「スケールの大きさを感じるこの自然の造形美を読者のみなさんに伝えたい!」。しかし、残念ながら紙面では伝えきれませんので、ぜひ〝肉眼〟で。


 いよいよ、龍王峡駅から初乗車。トンネルを抜けた車窓に川治温泉街が見えてきました。旅に欠かせないグルメ探訪。川治湯元駅で下車すると、かわいい「かわじい」がお出迎えです。おいしいランチを求めてたどり着いたのが、温泉街にある「和風らぁめん いかり」。

 スープにこだわるラーメンをはじめ定食や中華メニューなど、多彩なラインアップにびっくりします。直球のごとく肉好きの心をつかんだのが、「鶏の唐揚げ定食」(1050円。税別)。カリッとクリスピー、しょうゆベースの味付けに食欲はノンストップ。ボリュームといい、風味といい、空腹に素晴らしい刺激をいただきました。


 次に下車したのが、湯西川温泉駅。地下のホームから階段を57段上がると改札です。ここから直結の「湯の郷・湯西川観光センター」(道の駅湯西川)には、足湯と日帰り温泉があるのです。その源泉かけ流しの湯を楽しまねば。内湯の窓の向こうには、五十里湖上に架かる野岩鉄道の鉄橋が見えます。源泉44.6℃というアルカリ性単純泉の湯に漬かり、思わず「いい湯だなー」。その透明で柔らかい湯は、体の芯からじんわりと温めてくれます。内湯の後は、展望風呂へ。早春の心地よい空気の中で楽しむ湯は、また格別。風呂上りには全身ぽっかぽかになりました。

 そして、何もない「秘境の駅」として知られる男鹿駅へ。本当に何もない。そこにあるのは、山と雑木林の風景です。静寂のホームに沢のせせらぎだけが響きます。何もないけれど、ここだけにしかない〝大きな自然〟に出合えました。

問い合わせは、野岩鉄道☎0288・77・2355。

◆和風らぁめん いかり
日光市川治温泉川治22
電話 0288・78・0115
営業時間 午前11時~午前0時
定休日 不定(月1回)
◆「湯の郷湯西川観光センター」
電話 0288・78・1222
営業時間 午前9時~午後9時(受け付けは8時まで)
大人510円、小学生250円
定休日 温泉のみ第3火曜

四季折々の景色や温泉 満喫を!
〝初乗車〟にあたり、野岩鉄道鉄道部営業課長兼運輸課長の大槻和雄さんに、鉄道沿線の見どころをお聞きしました。

 「おおきな自然のおもてなし」を開業以来のキャッチコピーとして運行しており、ぜひ多くのお客さまに自然を満喫していただきたいと思います。特に、新緑や紅葉シーズンの「龍王峡」や冬の「湯西川温泉かまくら祭り」はお薦めです。

 ただ、沿線には18カ所のトンネルがあり、最長は川治湯元駅と湯西川温泉駅間の4250㍍です。トンネルとトンネルの間のわずかな時間に見える風景を楽しんでください。また、川治、湯西川、塩原と温泉が多くあるのも魅力です。

 野岩鉄道をより楽しんでいただくために、便利でお得な「フリーきっぷ」のご利用や「沿線散歩」といったイベントのほかキャンペーンへの参加もお待ちしています。


【野岩鉄道】1986(昭和61)年10月に開業した第3セクター鉄道。日光市の新藤原駅を起点に福島県南会津町の会津高原尾瀬口駅間30.7㌔㍍(全9駅)を結びます。鉄道名の由来は、栃木県の旧国名「下野国」の「野」と、福島県会津地方を含むエリアの旧国名「岩代国」の「岩」から。里山の自然と風景が広がる沿線には数多くの温泉があり、「ほっとスパ・ライン」が愛称です。
 
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