子育てママへ運動の薦め

2013/11/20
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子どもと一緒 楽しみながら運動を

自然の中で体を動かそう


 

「健康のために運動を」と思っていても子育て真っ最中のお母さんたちは思うように時間がとれません。陸上競技で華々しい結果を残し現在、7歳と3歳の双子、3人の子育てをしながら、医師として働く獨協医科大学消化器内科助教の知花洋子先生にご自身の体験を交えて、親子で楽しみながら運動習慣を身に着けるためのアドバイスなどをお聞きしました。

 

栃木県は全国的にみて、女性の平均寿命は全国ワースト2位、成人の肥満度全国4位、小中女児の肥満度4位、心臓病や脳血管の病気も多く、あまり健康的な県とはいえません。

最近は中高年者を中心に運動に取り組む姿も多くみられるようになりました。しかし、将来のメタボリック症候群の予備軍である子育て世代は日々の子育てや仕事に追われ、ご自身の健康を顧みる余裕はないように思います。また、子どもの肥満率が高いことからも親子で若いうちから運動習慣を身につけていく必要を感じます。

多少家事は手抜きをしてでも将来のために運動する時間をもってみませんか? 健康維持には激しい運動ではなく、ウオーキング、軽いストレッチなどの無理のない運動を習慣化することが必須です。通勤を利用して歩く距離を増やす、自宅近くの公園でのウオーキング、軽いランニングがおすすめです。

しかし、親も子どもも、ただ歩くことや、ランニングは苦痛だと思いますし、交通事故が多い栃木の道路は危険で、寒く、暑く戸外での運動に適さない時期も長いです。

スポーツジムも増えてきましたが、子育て中にはジムに通う余裕はないと思います。子どものための運動クラブを利用することもよいと思いますが、お金もかかりますし親の運動にはならないことや、親の強制では子どもが長続きしないなどの問題があります。

わが家のケースですが、長女を水泳教室に通わせましたが、嫌々通ってなかなか泳げるようにならないこと、親は送迎に時間をとられ運動にはならないのでやめました。結局、子どもの水泳は私が教えました。私が平泳ぎで泳ぐ時に子どもを肩につかまらせて一緒に泳ぎ、泳ぐ感覚を身につけさせました。ひと夏で25㍍泳げるようになり、私にとってもよい運動になりました。

平日は子どもを膝の上に乗せ腹筋をしたり、飛行機遊びをしたり、背中の上に乗せて腕立てをするのが、私の日々の運動法です。親が積極的に運動を楽しまなければ、子どもも興味を持たないと思います。

休日はできるだけ親子で戸外に出かけて自然のなかで体を動かします。手軽に行ける場所は、わんぱく公園、井頭公園などです。四季折々の草花や木の実、昆虫、小動物を発見し、興奮しながら子どもたちは園内を隅々まで走り回ります。私たちも子どもを追っかけて小走りに歩き回ります。サンダルやヒールで公園に来る方もいますが、運動靴でご自身も子どもと一緒に走り回ったらいいのになあと思います。

また、2歳未満の子どもたちは広範囲には移動できず、ベビーカーを使用して公園に来るケースが多いと思います。よちよち歩きのお子さんを公園で遊ばせても親の運動にはあまりなりません。

長女はアメリカで出産したのですが、アメリカではお母さんたちが2歳未満の幼児を大きなベビーカーに乗せてジョギングしている姿を多く見かけました。大きなベビーカーはタイヤが大きく押し手が高い位置で、むしろ軽くて、無理のない姿勢で長く歩け、走ることもできます。わが家でもタイヤの大きなベビーカーに子どもを乗せて、園内をくまなく歩き、親も運動するよう心がけました。

   

 

小学生にもなると同じ場所や近くの公園へは行きたくないと言います。少し遠出をする、昼食は山で作るなどというと喜んでついてきます。わが家は山歩きにもよく出かけます。3歳を過ぎると坂道や、段差のある場所も自分で歩くようになります。2歳以下では、おんぶひも、しょいこで背負って歩きました。前抱きのだっこひもでは、長く歩けず、万が一転んだ場合にお子さんが危険です。できるだけ両手はフリーにし、荷物も背負うようにしてください。

栃木県は四季の移り変わりがはっきりとしていて美しく、鹿沼の山々、古賀志山、鬼怒川、戦場ヶ原、那須連山などハイキングにはとても恵まれた環境です。春から秋の天気がよい日には家族で山歩きを楽しんでみてはいかがでしょう。

登山に限らずさまざまな異なる分野や季節ごとのスポーツを楽しむことも大切だと思います。いろいろなスポーツをすることで違った筋肉を鍛え、感覚を養うことができます。

 

親子運動のポイント

1 親子でいっしょに楽しみながら。

2 ひとつの運動にこだわらず四季を通した運動を。

3 お出かけの時は親も運動靴を履こう。

4 ベビーカーはタイヤの大きい押しやすいものを。

5 だっこよりおんぶ、ママバッグよりリュックサック。

6 山は学びの場、家族で行こう。食料、雨具を準備して。

ちばな・ようこ 石川県出身。獨協医科大学消化器内科助教。1995年琉球大学医学部卒業。2006年獨協医科大学大学院卒業、医学博士。08年より現職。日本体育協会スポーツドクター。趣味は水泳、登山、スキー。陸上400mで沖縄県大会3連勝、20代マスターズ陸上日本記録、30代栃木県記録。

 

 

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