古里栃木はどんな県—。今回、アスポ創刊10年を振り返るとともにあらためて私たちが暮らしている栃木県を見直してみました。知っているものから意外なものまで、栃木の自慢の数々をご紹介します。
●イチゴ

栃木県の代名詞といえばイチゴ。大きな寒暖の差を生む内陸型の気候で、収穫量、作付面積、産出額ともに全国1位を誇ります。特に収穫量は44年連続日本一! 昨年は「とちおとめ」の後継となる新品種「スカイベリー」が出荷されるなど、ますます栃木のイチゴが注目されそうです。
●水
海はなくても鬼怒川、那珂川、思川、荒川、大芦川などの河川や湖、湿原など清らかな水に恵まれています。
湧き水も豊富で、名水百選に選ばれた「尚仁沢湧水」(塩谷町)、「出流原弁天池」(佐野市)は特に有名です。さらに神社境内にある霊水など多くの湧き水スポットがあり、日光の沢水は「日光天然氷」を作ります。
また、多くの水が商品化されています。先月は茂木の水をペットボトルにつめた「もて水」が販売されるなど、特色ある「地域の水」が楽しめます。
●牛
肥よくな大地は畜産業にも大きな恵みを与えています。生乳生産量は北海道に次ぐ全国第2位。肉用牛の飼養頭数は全国第6位と上位を占めています。
数だけではなく、その味も折り紙つき。県内には多くの銘柄牛があります。特に厳しい格付けをクリアした指定生産者の黒毛和種「とちぎ和牛」は、平成20年に行われた「第10回全農肉牛枝肉共励会黒毛和種の部」で最高位の「名誉賞」を受賞しています。