Interview ドナルド・マクドナルドハウスとちぎ・アシスタントマネージャー 金澤波玲美さん

2016/12/7
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金澤波玲美(かなざわ・はれみ)
秋田県出身。夫の転勤で千葉、長野で暮らし現在、小山市在住。2006年9月、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン ドナルド・マクドナルド・ハウス とちぎのボランティアに参加。2009年、アシスタントマネージャーとなる。

 2006年9月、自治医大に子どもの高い専門治療を行うための子ども医療センターが開院。同時に開設されたボランティアが運営する「ドナルド・マクドナルド・ハウスとちぎ」は、1人1日千円の宿泊料で、遠方から訪れる病気の子どもや付き添う家族がわが家のように過ごすことのできる滞在施設です。今年10周年を迎えた同ハウスで、オープン当初からボランティアを続け、現在はアシスタントマネージャーとして活動する金澤波玲美さんにボランティアへの思いなどをお聞きしました。 

病気と戦う子どもと家族に
”第二の
わが家”で支援

ボランティアを始めたきっかけは。
   夫が転勤の多い仕事で結婚と同時に秋田県から千葉県柏市へ。そこでマクドナルドの新規店のオープニングスタッフとして働き始めました。せっかく覚えた仕事、次の転勤先の長野でも同じ仕事を続けました。マクドナルド・ハウスの存在はその間に知りました。

 20年前に小山市に家を構えてからは、専業主婦をしていましたが、栃木にハウスができることを知りボランティアに応募することにしました。親族に障害がある子どもがいて、病気の子どもがいる家族の大変さを間近で見ていたので力になれたらいいなと。

正面玄関にある「感謝の木」。寄付をした個人、団体、法人の名前を記載

ボランティア活動の内容は。
   活動は5つの時間帯に分かれていて、それぞれ内容が異なりますが、掃除や洗濯など、どなたでもできるものがほとんどです。時間ごとに決められた活動が一目で分かるボランティア活動チェックリストあり、それに沿って活動します。 

 例えば午前中の3時間は、ゴミ出し、新聞の入れ替え、手拭タオルの交換、空き室の窓開け、チェックアウトの対応など。その他、ミール(食事)や手芸、イベントなど特別ボランティアもあります。

 登録時に都合のよい時間帯を選び月2回(または1回)活動して頂きます。ボランティアは随時募集、また毎月1回ボランティア説明会も開催しています。

活動する上で心掛けていることはありますか。
   ハウスには全国から、時には海外から来られる方もいます。病気のお子さんと一緒に知らない土地に来て、みなさん最初はとても緊張されています。いろんな病気がありますので利用者の方に安易に「大丈夫だよ」とは、言えません。「お疲れさま、大変でしたね」「いってらっしゃい」「お帰りなさい」など、何気ない挨拶を交わすことを大切にしています。

共用のキッチン。夜にはお母さんたちの歓談の場になる
ボランティアからアシスタントマネージャーになられましたが。 
   現在240人いるボランティアのコーディネートや利用者の方の申込受付などデスクワークが中心になりました。 

 今年4月からはイベント担当になり募金活動も行っています。ハウスは募金、寄付、ボランティアによって運営されています。 

 先月も宇都宮餃子祭りで募金活動を行いましたが、ただ募金の呼び掛けを行うのではなく企業から寄付された品々を景品に1回200円のフィッシングゲームを実施。大変好評で2日間で9万円の寄付を頂きました。 

 募金箱は自治医大の本館総合受付をはじめ県内外の病院や薬局、店舗など88カ所に設置しています。

自治医大の通りをはさんだ向かい。
同大2号館の3階にある

ボランティアが長く続いている理由は。
  がんばり過ぎないこと。理想が高すぎると、思いが空回りしてしまうこともあります。淡々としたルーティンワークを続けていたら10年たっていたという感じです。月2回、「忘れた頃に活動日がやって来る」という負担の少ない回数もよかったのだと思います。「ここがあって良かった」と、利用者の方から掛けていただく言葉には、とてもやりがいを感じます。ボランティアを通して出会った年代の違う人たちとの交流も楽しくて長続きしているのかもしれない。 

今後の目標は
   オープンから10年がたち、3500人以上の家族に利用していただくことができました。ただ昨年ハウスの本部が調査した結果、ハウスの存在を知っている方が県内で30%だという結果に。イベントなどを通じて、これからもっとハウスの存在を知っていただいて支援の輪を広げていきたい。
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