Interview 食育指導士 大門佳代子さん

2015/4/2
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食育指導士の大門佳代子さん

  さあ、新年度が始まりました。新入学や新学期で子どもたちの環境が変わるとともに、お弁当や給食など新たな食生活がスタートする時季。あらためて「食」について考えてみませんか。食育指導士の大門佳代子さんに食育の大切さや取り入れ方をお聞きしました。

 食で育つ!
しっかり栄養 新生活
ー食への興味、選ぶ力養って−

「食育」について教えてください。
   栄養のバランスがとれた「食」を育むことは、子どもたちの健やかな成長につながります。賢くなるための「知育」、心優しくなるための「徳育」、運動ができるようになるための「体育」、これら3つの基本が食育です。

 食べるものを賢く上手に選ぶ「選食」と、病気を治療ではなく予防で対処し撃退する「戦食」が、今の世の中を生きる全ての人にとって大切です。

選食と戦食のポイントは。
   原材料を見て添加物が使われているか、どうやって作られているのかなど、「自分で見て、選んで、食べる」。見た目に惑わされないことです。体に良いものがどんなものか。選ぶ力を養うためには、膨大な食の情報の中から、正しい情報を見極める力も必要です。

食育指導士の
大門佳代子(だいもん・かよこ)
1977年、福島県須賀川市生まれ。自主的に食育活動に取り組み、市民の食育の実践をサポートする宇都宮市宮っこ食育応援団の登録団体のひとつ「宇都宮食育塾 おむすびの会」を主宰。食育指導士として、自宅をサロンに料理教室やおやつ会を開催するほか、食育相談も行う。元幼稚園教論。2児の母。
(問)大門さん 090・5325・7106

子どもたちの食事で気を付けることは。
    「今日も1日頑張ってね」と、願いを込めて朝ごはんを作ってみてください。日本人の体質に合う和食を基本に、朝はごはんを良くかんで食べて、おみそ汁で体を温めるのがお勧めです。

 3時のおやつは、本来は食事なので、おむすびや蒸かしイモなどを、お水やお茶と一緒に取ってほしいです。そうしておくと、もし夕食前に寝てしまうことがあっても、無理に起こして食べさせなくて大丈夫。バランスの取れた食事を取っていれば、1食抜いたくらいなら心配いりません。イライラや落ち着きがないのは、低血糖が要因の一つなので、パンやスナック菓子などの偏った栄養は避けた方が良いです。

食事を作る上で、どんなポイントがありますか。
   難しく考えずに基本の「ごはん、具だくさんみそ汁、魚、副菜」をイメージして具材を変えれば、メニューに悩まないはずです。ごはんに雑穀や季節のものを一緒に入れて炊いてみる。みそ汁の具の野菜や魚は、旬のものを使えばお財布にもやさしいです。

 一人分ずつお盆に載せたり、箸置きを使うなどの工夫で、見た目も食べる雰囲気も華やぎます。

ヨガ&食育ランチ会で、食事の基本について話す大門さん
ヨガ&食育ランチ会で、食事の基本について話す大門さん

ところで、食育指導士になるきっかけは。
   初めての妊娠で流産を経験し、不妊治療が必要との診断も受けました。それでも何とか赤ちゃんを授かりたくて、情報を必死に調べた中で、「栄養が大切」と学びました。特に、食育ジャーナリスト砂田登志子先生の著書による影響が大きいです。

ランチ会で提供した薬膳和風カレー  ランチ会で提供した薬膳和風カレー

 2人の子を授かり、「和食を基本に、しっかりとした栄養と血液で体を整えることが、体質の改善になる」と実感しました。かつての私と同じ思いを抱えている女性や、病気から子どもを守るためにも、食の改善の大切さとポイントを、食育指導士になって伝えたいと思いました。

最後に、子育て中のご家族へ何かアドバイスはありますか。
    生活の中の食に、子どもを参加させてください。一緒に混ぜたり、ごはんをよそったりするだけでも、子どもにとっては、食べる意欲や楽しみに変わります。「上手だね。おいしいね」と、必ず褒めてあげてください。相手を思いやる、優しい気持ちが育つきっかけにもなります。

 食事は心が開放されて、コミュニケーションが一番取れる時です。話をしながらおいしいものが食べられれば、元気に成長してくれますよ。

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