「着物を自分で着ることができたら、これまでの世界が変わるだろうな」と以前から思うことはありました。今回の小林フミ先生は、着物の着付けはもちろん、十二単(ひとえ)の着付けに髪結いまでできるという、プロ中のプロ。気軽に「着付けを教えて」なんて言えない、経歴をお持ちです。
にもかかわらず、いたって気さくな小林先生。「私の技術は墓場へ持って行けないから」といい意味で技術を盗んでくれる後継者を待ち望んでいるようでした。「着物いいなー」というミーハーな私は例外ですが、世界に通用する着付け技術を目指したい方はぜひ。(Y)