県内10の食の街道を巡る県主催のツアー「食の街道をゆけ!とちぎ田舎の歩き方」が7月から11月まで、全9回の日程で開催されます。各街道の食や農村風景をウォーキングやバスなどで巡るツアー。各街道ツアーの様子を紹介します。
『那珂川あゆ街道編』
“ウォーキングツアー”
鮎料理としっとり街散策
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大雄寺入り口で、ボランティアの解説を熱心に聞く参加者たち |
「那珂川あゆ街道編の」ウォーキングツアーは、しとしとと小雨の降る、肌寒いあいにくの天気の中、60人余りが大田原市の黒羽運動公園をスタート。一面に広がる田園風景を眺めながら、大雄寺、黒羽芭蕉の館、黒羽城址公園周辺を散策。三つのグループに分かれ、講話ボランティアガイドさんの解説を聞きながら、ゆっくりとその歴史を巡りました。
その後、那珂川沿いに歩いて黒羽観光ヤナに到着。ガイドさんおすすめの「鮎の釜飯」や「鮎の塩焼き」など鮎料理を堪能しながらひと休み。
約8キロに及ぶ今回のツアー。「お天気さえ良ければ最高」の言葉に続いて「雨だからこそ、風情のある黒羽を楽しむことができた。特に大雄寺は良かった」と日光市からご夫婦で参加した木下恵子さん(61)。お土産の「あゆチップす」を片手に多くの方の満足そうな表情が印象的でした。

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あいにくのお天気ですが、参加者62名が元気に黒羽運動公園からスタート! | 途中休憩の「禅味一笑」さんにて、黒羽の歴史の話を聞きました | |
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栃木県県文化財指定の大雄寺「総門」前にて。 |
「水琴窟」に耳を澄ませる参加者たち。 |

「大雄寺」の次は「芭蕉の館」へ。ここでもボランティアさんの説明を熱心に聞く参加者の皆さん。
芭蕉が歩いた当時の雰囲気を感じることができました。
その後、一同は「黒羽城址公園」を散策。お天気がよければ「日光連山」も一望できる絶景ポイントなのですが・・・今回は残念。

お昼休憩の「黒羽観光ヤナ」に到着。日光から参加した木下幸治さん(写真左下)は「鮎の塩焼き」を食べながら「雨だったけど、大雄寺は普段より風情が感じられて良かった」と満足した笑顔を見せてくれました。
また、「鮎の釜飯」を堪能していた高根沢町の山崎亨さん(写真右下)もやはり、「大雄寺でボランティアさんから詳しく解説が聞けて良かった」と話してくれました。ボランティアさんおすすめの釜飯も「とても美味しい」と喜んでいました。
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黒羽観光やなで「鮎の塩焼き」を堪能 | 絶品「鮎の釜飯」はボランティアさんもおすすめ |
黒羽名物「あゆチップす」はお酒のおつまみに最高!
今回の「那珂川あゆ街道」では参加者全員に「禅味一笑」さんから「あゆチップす」をお土産にいただきました。カリポリした食感でちょっぴりピリ辛な味付けは、まさにお酒のおつまみに最高な一品。「雨の中を歩くなんて、こんな機会がないと経験できないわよね」と、笑顔で話してくれた参加者の皆さん。本当にお疲れ様でした。また、お天気が良い日にも黒羽散策をしてくださいね。
![]() 参加者さんへのお土産は名物「あゆチップす」 |