県内10の食の街道を巡る県主催のツアー「食の街道をゆけ!とちぎ田舎の歩き方」が7月から11月まで、全9回の日程で開催されます。各街道の食や農村風景をウォーキングやバスなどで巡るツアー。各街道ツアーの様子を紹介します。
『日光例幣使そば街道&
とちぎ渡良瀬いちご・フルーツ街道編』
“バスツアー”
打ちたて摘みたて大満足
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ぶどう団地では旬を迎えた巨峰の摘み取りを体験、試食も |
「日光例幣使そば街道&とちぎ渡良瀬いちご・フルーツ街道」は、首都圏から参加者を募ったバスツアーが行われ、家族連れら約50人が参加しました。
鹿沼市永野地区では、参加者が三つの体験コースの中から一つを選び、特産の麻和紙の紙すきやそば打ち、ドライフラワーアレンジメントを楽しみました。そば打ち体験では、地元農家のお母さんに指導を受けながら、参加者は真剣な表情でそばを打っていました。その後、打ちたてのそばを味わいましたが、どのテーブルからも「おいしい」と、感嘆の声があがっていました。
太平山の南山麓にある「大平ぶどう団地」では、旬を迎えた巨峰の試食と摘み取りを体験。家族と参加した東京都江戸川区の原野千恵子さん(54)は、「ぶどうが大きくて食べごたえがある」と満足そうな笑顔を見せていました。

《麻和紙の紙すき体験》 麻の栽培農家で麻和紙作りも行っている大森芳紀さんの野州麻紙工房を訪れ、麻和紙の紙すきに挑戦しました。 参加者たちは「均一にすくのが難しい」と言いながら、とても楽しげな表情ではがきサイズのすき桁をゆらゆら揺すって作業を行っていました。
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昔から変わらない山間の風景 | 「野州麻」の説明をする大森芳紀さん |
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麻和紙に庭で摘み取った草花を押し花にして完成! | 工房に併設された「ぎゃらりー納屋」 |
《フラワーアレンジメント体験》 花農場あわのでは、ガーデンで育てた草花を乾燥させてドライフラワーにした花材を使ってミニブーケを制作。今回はムギワラギクやラグラス、タタリカなどをラフィアで束ねるアレンジを楽しみました。
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緑豊かなガーデン | ドライフラワーを素敵にアレンジ |
《そば打ち体験》 農村レストラン「そばの里永野」では、地元で収穫したそば粉を使って農家のお母さんたちがそば打ちの技を伝授しました。参加者の中にはそば粉と小麦粉、水の配合を熱心に聞く姿も見られました。
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大がまでゆでる打ちたてそば |
ゆでたてのそば |
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約70ヘクタールの土地に60を超える農家がぶどうを栽培しています。甘みたっぷりのみずみずしいぶどうをほおばりながら、ぶどう狩りを楽しみました。
直売所には、巨峰をはじめ大粒の藤稔や皮ごと食べられるロザリオビアンゴなど、さまざまな品種のぶどうが並びます。
参加者のみなさんはたくさんのおみやげを手に帰路に着きました。
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甘くてみずみずしいぶどう | さまざまな種類のぶどうが並ぶ直売所 |