すっかり春めいてきました。今日6日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬ごもりしていた虫たちが、早春の光を浴びてぬくもった土からはい出してくる時季です。今年の桜前線は平年より早い予想。そんな間近に迫った春を味覚と視覚で楽しみませんか。この時季限定や春を感じさせる和菓子をご紹介します。

高塩菓子店(矢板)

 

春を連想させる彩色美しい季節の練り切り「さくら」やきんとん製の「春の野」はいかが。
 「生活の中でそっと寄り添うような、身近なお菓子として和菓子を楽しんでもらえたら」。店主の高塩佳代さんが色や形にこだわり、一つ一つ手作りで仕上げる上品なお菓子です。3月末まで、1個240円。
 店内には、抹茶やドリップコーヒー(420円から)と好きな和菓子が味わえる、ミニ喫茶「リョウセンコーヒー」を併設。 口に入れた瞬間、広がる香りを楽しむお菓子が多いのも「春」。草餅や桜餅、桜まんじゅうなどこの時季だけの味わいをぜひ。

 


矢板市木幡2582の3
☎0287・55・1717
午前9時〜午後5時
㊡月・木曜 (3月25〜29日は連休)
Ⓟ8台

 

 

和菓子処 仁(栃木)

 

地元・栃木市産とちおとめを使った春の新商品「いちごみるくくず餅」(194円)。ミルク味の葛(くず)餅と甘酸っぱいイチゴソースが好相性です。3月末まで。
 葛粉、砂糖、県産牛乳を火にかけながら手早く木べらで練り上げて、冷やし固めた葛餅はもちもちプルプル食感。イチゴソースはイチゴの果肉や風味がしっかり感じられます。「旬のイチゴのおいしさと葛餅の食感を楽しんでほしい」と店主の福田和仁さん。
 市内契約農家の3L完熟とちおとめを使った「いちご大福」もお薦めです。

 

 

栃木市本町1の34の1
☎0282・51・7766
午前9時〜午後6時
(日曜、祝日は午後5時まで)
㊡火曜 Ⓟ4台

 

信鶴堂(那須塩原)

 

厳選した小豆を、菓子それぞれに合わせて手作りした餡(あん)に仕上げ、一つ一つ丁寧に作られる品々。店内にはピンク色が愛らしい春の季節品が並びました。桜の香りと風味をより際立たせた「桜まんじゅう」(1個138円)は、甘さ控えめな白餡に桜を練り込み、柔らかく、しっとりとした皮に包んだ人気商品。
 「いろんな形で小豆(あんこ)を味わうのも和菓子の楽しみ方の一つ」と、他にも、桜をかたどったもなかに桜餡を入れた「桜もなか」や、新商品の「桜のあんぱん饅頭」など春色満載なお菓子が楽しめます(4月中旬くらいまで)。

 

「本店」那須塩原市接骨木446の292               ☎0287・36・4123 午前8時〜
午後6時45分 ㊡なし
「下永田店」那須塩原市下永田8の1133の1 
 ☎0287・37・5551                      午前9時半〜午後6時半㊡火曜 ※いずれもⓅあり

 


金禄(佐野)

 

体と環境は一体であるという「身土不二」がコンセプト。地場産の素材を用いた和菓子が評判で佐野に2店舗を構えます。
 毎年大好評なのが春限定「桜どら焼」(173円)。販売は4月下旬まで。特製の「白手亡餡(しろてぼあん)」に細かく刻んだ桜の葉を練り込み、きれいな桜色の餡に仕上げています。 「どら焼き」は店の看板商品。地元・飛駒産の卵を使い、しっかり焼き色がつくまで職人が一枚一枚焼き上げた皮に豆の食感を大切に炊き上げた餡を挟んだ逸品。

 

「浅沼店」
佐野市浅沼町609の1
☎0283・23・3033
Ⓟ20台
「堀米店」
佐野市堀米町3372の2☎0283・22・8117
Ⓟ15台
※いずれも午前9時〜午後7時 ㊡なし
     

京菓匠 亀廣利(かめひろかが)(宇都宮)

 

京都の老舗京菓子店「亀末廣」で奉公の後、のれん分けを許された塩澤利光さんの作る京菓子が手に入ります。5月中旬までの限定で「本蕨餅(ほんわらびもち)」(350円)を提供しています。
 練らずに突いた本蕨餅でうま味の残るこし餡(あん)を包み、京きな粉で覆った一品。三つの素材が一つにまとまり、弾力があります。
 本蕨餅は、冬の飛騨高山で採れたワラビの根を粉にして納められるのが3月だったことから、春を代表するお菓子に。
 一番おいしい状態で口に入れて欲しい…。上菓子を生んだ京都の美意識から事前予約制で提供。他にも「干菓子」があります。コーヒーや紅茶にも合います。

 

宇都宮市西原町437の5
☎028・659・6548
午前9時〜午後6時
㊡日曜、祝日 Ⓟ2台

 

 

 

御菓子司 紅谷三宅(真岡)

 

「菓子は人なり」の思いを大切に、初代三宅正さん(75)と2代目の正晃さん(27)が食べる人の幸せのために心を込めて作る和菓子の数々。中でも、正晃さんが作る季節限定の上生菓子「春の彩」は、ため息が出るような逸品ばかりです。その内容は、花見時のような春らんまんの雰囲気が漂う「雅」(450円)、「花衣」(450円)、「桜花」(290円)の3品(個別販売)。5日前までに予約が必要(1個から注文可)。「美しい姿形の先にあるおいしそう」がモットーの和菓子。技とセンスも味わってください。

 


真岡市並木町2の20の15
☎0285・83・3513
午前9時〜午後6時半
㊡水曜 Ⓟ10台