ラジオの声、母国との「架け橋」に スリランカ出身栃木市在住のアベスリヤさん 第二の故郷で同胞と地域つなぐ
夜に見つめる 第4部「共に生きる」⑥
「アーユボーワン」
5月16日、午後6時過ぎ。栃木市樋ノ口町のコミュニティー放送局「FMくらら857」のスタジオ内。スリランカの公用語シンハラ語のあいさつが響き、軽快な音楽と共に生放送が始まった。
やわらかな声の主は、同国出身で市内に住む通訳業、アベスリヤ・ビシャカ・ウダヤンガニさん(43)一家。会社員の夫(48)、中学生の長男、小学生の長女と共に出演し、母国の伝統や日本との文化の違いを日本語で伝えていく。
「言葉や文化の違いで孤立しがちな同胞と、共生を目指す地元住民をつなぎたい」。多くの外国人が住む栃木市を、差別や偏見とは無縁な地域にするために。夜のラジオ番組から届ける4人の声は「架け橋」だ。
番組は、毎月第3土曜日の「海のむこうのくらし~ダイバーシティin栃木市」。地元の企業渡辺アーステックが提供し、市国際交流協会が制作協力する。
多文化共生を目指して2025年4月に始まり、アベスリヤさん一家は4カ月に1回出演する。
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