平成から新たな時代にと転換する今年。そんな節目の年を超えて大きく羽ばたこうとしている10代の女性たちがいます。さまざまな分野で活躍が期待される4人に未来への決意を聞きました。

タレント 井上咲楽

 

トレードマークの太い眉毛と真っすぐ前を見つめる大きな瞳。話し始めると、チャーミングなルックスとは裏腹にユニークなキャラクターが光ります。名だたるコンテストでグランプリに次ぐ特別賞を獲得。「『かわいい』というテーマの中でやっていける気がしなかった。でも、お笑い系のキャラには自信がありました」と振り返ります。

 自身が発信したツイッターからつながったテレビ番組初出演。「何でも仕事になる。何がきっかけになるか分からない」と、無限の可能性が広がっている世界にやりがいを感じています。

 道の駅ましこやカフェ、日帰り温泉、城内坂。帰郷するとよく行くお気に入りの場所。益子の話題になった途端、一気に19歳の笑顔が弾けました。人の温かみ、自然がある大好きな益子は自慢のまち。地元の人たちが「咲楽ちゃん!」と声をかけてくれることがとてもうれしいと話します。

 こんな風になりたいと憧れるのは、漫画家の蛭子能収さん。蛭子さんの「自由な感じが大好き」と言います。小学生の時に抱いた「何としてもテレビに出たい」という思い。そして今、自分も「もっと自由に伸び伸びと思ったことを言える人になりたい。周りが驚くようないたずらなことをしたいですね」。

井上咲楽(いのうえ・さくら) 1999年、益子町生まれ。第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン特別賞。現在、テレビ東京「おはスタ」の水曜レギュラーとして活躍。益子宣伝部長。とちぎ未来大使。

 

カラオケクイーン 堀優衣さん(足利)

 

5歳で詩吟の先生をしていた祖父のまねをして「きよしのズンドコ節」を歌い始めたのがきっかけでした。「お正月に近所のスーパー銭湯で歌ったら、おひねりが飛んで来たことも」と話します。小学3年生でカラオケコンテストに参加するようになり、とちぎテレビの番組「うたの王様」やラジオにも出るようになり、地元の歌謡教室に通い始めました。小学4年生で日本大衆音楽祭のチャイルド部門で大賞を受賞。その後、地域のイベントや福祉施設の慰問の機会が増えました。        

 テレビ番組の「THEカラオケ★バトル」は、夏祭りでの歌唱のようすを動画投稿サイトに載せたところ番組制作会社からメッセージが届き出演に。「まさか5年間も出続けられるとは思ってもみませんでしたが、全国的に知名度が上がり、街を歩いただけでもいろんな方から声を掛けてもらえるようになりました」。番組では「2年連続の年間王者」として話題にもなりました。ファンクラブも結成され、「あしかが輝き大使」、「佐野ふるさと特使」、「おおたPR大使」にも任命されています。ことし4月28日は地元足利でコンサートを開きます。       

 春から県外の大学に通うことに。「さらなる高みを目指して、どんどん新しいことにも挑戦していきたい」と前向きです。

ほり・ゆい 2000年足利市生まれ。テレビ東京の「THE カラオケ★バトル」で9冠達成。2017、2018年に2年連続の年間チャンピオン。今春大学に進学。4月28日に足利市民会館大ホールで「堀優衣 1stコンサート~DREAMS COME TRUE~」を開く。

 

カラオケクイーン 鈴木杏奈さん(野木)

 

小学1年の時、テレビ番組で演歌を歌う堀優衣さんを見たことが、歌を始めるきっかけ。「私も歌いたい」と言うと祖母が地元の歌謡教室に連れて行ってくれて、小学6年まで演歌を習いました。

カラオケ大会では大人顔負けの歌唱力が評判となり、小学5年の時にはテレビ東京の歌番組「THEカラオケ★バトル」に出演し注目を集めました。イベント、コンサートの出演依頼も増え、ますますの活躍が期待されます。

ここ数年はライブ活動にも力を入れています。「リクエストに応えて演歌を歌うことが多かったけど、最近は歌いたい歌を歌っています」。好きなジャンルはアニメソング。「ペンライトでいっぱいの会場で観客と一体となって盛り上がれる歌手になりたい」。夢の実現に向けて、ほぼ毎日カラオケに通い、さまざまなジャンルのDVDを見てパフォーマンスやトークも勉強中。「音楽活動に集中できるのは、家族のサポートのおかげ。応援してくれるファンや地元の方にも感謝しています」と笑顔で話します。 

3月に中学を卒業し、4月から高校へ進学。「中学校では3年間、合唱コンクールの実行委員をやって、みんなと一緒に歌えたことが良い思い出」と振り返り「高校生活でもいろいろ吸収し音楽活動に活かしたい」と意欲的です。

すずき・あんな 2003年生まれ。野木在住。テレビ東京「THEカラオケ★バトル」で2016年U―18年間王座チャンピオン。現在6冠。2018年3月ANIMAX MUSIX 2018 OSAKAのオープニングアクトとして1万人の前でパフォーマンスを披露。

 

スラックライン 竹部茉桜さん(日光市)

 

幅5㌢のナイロンベルトの上で、跳んだり回転したりと華麗な技を競い合う「スラックライン」。竹部さんは2017、2018年の日本ランキング、ジュニアの部で1位に輝いています。初めてスラックラインに出会ったのは、小学4年生のとき。兄の叶大さんが習い始めたことがきっかけでした。

 もともと運動が大好きな竹部さん。簡単そうにみえても、歩くことも難しいスラックラインにたちまち夢中になりました。チームメートで“先生”でもある、国内女子のトップ選手、須藤美青さん(宇都宮市)のアドバイスを受けながら、半年後に「腕試し」として大会に出場。競技の舞台を経験し、翌年の2017年に満を持して本格的に挑戦して3大会で優勝。2018年も優勝を重ね2年連続でジュニアの女王に。「勝ててうれしかった」と2連覇達成について語ります。

 得意技は、お尻で跳ねる「バッド」や胸で跳ねる「チェスト」。そこに回転を加えるなど日々練習を重ねています。竹部さんは「跳んでいるときの浮遊感がたまらない」と笑顔を見せます。

今シーズンは戦いの場を、ジュニアからシニア(一般)の部に移す竹部さん。須藤選手をはじめ、年上の強敵ぞろいの大会に挑むのは自身のモチベーションを保つため。「大会に出るからには上位に入りたい。今年新しい挑戦の年です。頑張りたい」と熱く抱負を語ります。

たけべ まお 2005年、日光市生まれ。日本スラックライン連盟のジュニア女子ランキングで2017年、18年とも1位。スラックライン・インダストリーズ所属。