歳の離れた姉と弟
「今日は何か用事ある?」。84歳になる姉の元気な声である。掛かり付けの病院に薬をもらいに伺う時、スーパーなどへ日用品を買いに行く時など、いつも電話がかかってくる。
先日もベルが鳴った。「大根が干し上がったから取りにおいで」とのいつもの姉の声。早速、車をとばし姉の家に向かった。しばしお茶を飲みながら談笑した後、干し大根50本を白菜やネギなどと一緒にもらって来て、翌日たるに漬け込んだ。
会えばいつでも「元気か」と、いつも口癖「先逝くな」…。年の離れた姉弟だけに、姉の気持ちは母のようです。
日光市・秋元文夫