お母さん…
2回目の月命日の今日—もう4月だというのに、季節外れの雪が降りましたよ。
昨年の今頃…迷っているあなたをどうしても連れ出したくて。満開の桜並木を歩いて、あなたの大好きな義理の息子の運転で桜のトンネルをドライブしましたよね。後部座席の母と娘はしっかりと手をつないで。お昼には、好物のそばを完食する89歳のあなたの姿に私たち夫婦で、ほほ笑んだりもしました。
親孝行なんて、とてもとても言えないけれど、そのたびに「あーうれしいなー。これが最後になっちゃうかな?帰りたくないよー」と。これが母の口癖でした。
ことしも見るはずだったんだよ!そして、来年も、再来年も、もっと、ずっと、ずっと。
今日の真っ白な雪は、純粋に生きた母の心のようでした。強く生きなくちゃ、私。
鹿沼市・アメジスト