今年も残すところあと1カ月。あっという間に年末年始がやって来ます。普段はついつい手を抜いてしまっている掃除も、この時季はちょっと気合を入れてすっきりした気分で新年を迎えたいですね。でも…。
年末の掃除どこから?どうしたら?
重点3カ所ここだけは!
…でも、年末の掃除「どこから始めたらいいの?」「どうしたらきれいになるの?」。そんなありがちなお悩みを解決! 掃除が苦手な人も〝やる気〟になれる効率的な掃除法を、宇都宮市の整理収納コンサルタントで「かたづけこびと」代表の堀中里香(53)さんに教えていただきました。
宇都宮の整理収納コンサルタント
堀中里香さんに聞く
実感を得られる
年末に家の中すべてを掃除するのは大変。それならば、「ここだけは!」という場所をきれいに掃除してみませんか。「きれいにしたな」という実感を得られる場所が「キッチン」「窓」「玄関」の三つです。
【キッチン】
中でも一番気になるのが、コンロのこびりついた油汚れと換気扇です。年に1回はきれいにしましょう。
◆コンロの掃除
水を入れた鍋に過炭酸ナトリウムを入れ(写真1)、
五徳やバーナーキャップ、バーナーリングなど外せるパーツを入れてグツグツ煮ます(写真2)。
ある程度煮たら取り出して、布巾で拭き取ります(写真3)。
それでも汚れが落ちない時は、割り箸でこすり落とします(写真4)。
※過炭酸ナトリウムはドラッグストアやホームセンター、100円ショップなどで購入できます。キッチン掃除用の洗剤や道具は1カ所にまとめておきましょう(写真5)。
◆換気扇の掃除
換気扇フィルターを交換(写真6)。
基本はお湯ぶきですが、汚れがひどい時には粉せっけんもしくは中性洗剤を使用して濡れ布巾で拭きます。
【窓】
洗剤をスプレーし、スクイージーで拭き取ります(写真1)。
サッシは、外側と内側それぞれ別のブラシを使ってきれいにします(写真2・3)。
【玄関】
まず、下駄箱の中を整理します。今使っているものと使っていないものとに分けます。使っていないものの中にも捨てられないものがあります。それはどこかに取っておきましょう。
今使っているものだけにすると、ものが減り、絶対に使いやすくなります。そうすると自然に、捨てずに保管していたものが捨てられるようになります。
★掃除のスケジュール
窓とキッチンは、12月初旬の寒くならないうちに済ませましょう。玄関は、できれば暖かいうちに一度きれいにして、12月末の松飾りを飾ってよい日にきれいにするとよいでしょう。
堀中流掃除のヒント
頻度を上げて、楽な掃除
日頃の〝ちょこっと〟掃除が年末の掃除を楽にします。キッチンのコンロは、毎回使った後にお湯拭きをするだけできれいになります。
面倒くさいことを排除する。それが、掃除をやろうとする近道
掃除場所別に掃除道具を収納しておくと便利です。例えばキッチン、床、バス・トイレ、窓・サッシなど、掃除道具を1カ所にまとめておけば、いつでもサッと掃除が出来ます(写真4)。
また、使いやすい掃除道具を見つけることもポイントです。
かたづけこびと代表
堀中里香(ほりなかりか)さん
くらしUXデザイナー。ソフトエンジニアなどを経て整理収納と出合う。一方、東日本大震災のボランティア先で、防災備蓄していても整理収納されていなければ使えない現実に直面。「整理収納は防災備蓄の第一歩」をモットーに、日常の暮らしに防災備蓄を取り入れ活用することで、無理なく災害に備える暮らしをサポートしている。ブログ『かたづけこびとのみつけかた』
https://ameblo.jp/karikanariho/.










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