更年期、悩む前に受診を

2014/3/2
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 今月1日から8日までは、女性の健康を生涯にわたり総合的に支援することを目指す「女性の健康週間」です。女性患者に女性の医師・スタッフで対応する「女性専門外来」を2003年から続けている宇都宮社会保険病院(宇都宮市南高砂町)の木平百合子副院長に、多くの女性が悩まされている「更年期」の症状や日常生活での注意点などを聞きました。

更年期とその症状について教えてください。
 女性の閉経(平均年齢50・5歳)を境とした前後5年、計10年間ぐらいが更年期です。更年期以降は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌低下により、発汗、ほてり、肩こり、動悸、うつに似た症状など、さまざまな症状が起こりやすくなります。
中でも、自覚症状に乏しく、疾患としての認識も低いために気付かれにくいのが、「骨粗しょう症」と「過活動膀胱」です。骨粗しょう症を発症すると、椎体骨折(圧迫骨折)が起こりやすくなり、要介護や寝たきりの要因にもなります。過活動膀胱による頻尿や尿漏れは、家事や仕事、レジャーの妨げになり、QOL(生活の質)を低下させます。50歳以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症を、8人に1人が過活動膀胱を罹患しているという調査データがあります。

そうした症状には、どう対処すればいいのでしょうか。
 症状が出た時に「年齢のせいだから」と考えて病気のサインを見逃したり、我慢していると、病気が進行してしまうこともあるので注意が必要です。骨粗しょう症かどうかは、健診で骨密度検査を受ければ分かります。「頻尿や尿漏れのことは話しにくい」という方には、私たちのような女性専門外来もありますので、ぜひ早めに相談してほしいですね。

読者にメッセージをお願いします。
 悩みの少ない更年期を過ごし、健康寿命を伸ばすためには、きちんと健康の土台づくりをすることが重要です。若いころから、バランスの良い食事や適度な運動、禁煙などを心掛けてください。また男女問わず年に1回は必ず健診を受け、自分の健康状態を把握してほしいと思います。


木平百合子(きひら・ゆりこ) 自治医科大学附属病院呼吸器内科、宇都宮社会保険病院内科、健康管理センター長などを経て、2011年4月から現職。宇都宮社会保険介護老人保健施設サンビュー宇都宮施設長。日本呼吸器学会呼吸器専門医。日本人間ドック学会人間ドック学会専門医。日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医。
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