子宮頸がん 今や予防の時代に ワクチンと新検診で

2013/4/2
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— 子宮頸がんとは、どのような病気ですか。

子宮に発生するがんには、子宮頸がんと子宮体がんがあります。子宮頸がんはウイルスが関与するのに対し、子宮体がんは女性ホルモンが影響するなど、全く違うタイプのがんです。子宮頸がんは、初期では自覚症状がほとんどなく、検診で発見されることが多いです。

— 子宮頸がんはどのように発症するのですか。

子宮頸がんは性交渉によって子宮頸部にHPV(ヒトパピローマウイルス)が感染して起こりますが、HPVはごくありふれたウイルスで、感染は特別なことではありません。しかし、HPVの中に「ハイリスクタイプ」があり、これに長い期間感染すると、一部が子宮頸がんを発症します。

— 早期発見が重要ですが、子宮頸がん予防で検診の位置づけは。

ハイリスクタイプのHPV感染からがんになるまでには、長期間のタイムラグがあります。この間に初期の段階で発見できれば治癒が可能です。子宮頸がんの患者はほとんどがHPVに感染しているので、検査で感染を把握すればがんの発症を予測することも可能です。これはHPV—DNA検査という精度が高い新しい検査方法で、この検査をこれまでの細胞診検査と併用することで「がんの早期発見」だけでなく、「がんになる前の状態」で発見できることが期待されています。

— 子宮頸がんにならないためのアドバイスをお願いします。

女性のライフステージで言うと、10歳代はHPVワクチン世代、20歳~30歳代はワクチンと検診の併用世代、40歳を超えたら検診世代というのが大まかな考え方です。

【プロフィール】

すずき・みつあき 自治医科大産科婦人科学教授、同大附属病院副院長。医学博士。慶応義塾大医学部卒。日本産科婦人科学会栃木地方部会長、日本産婦人科医会常務理事として全国的に活動している。 

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