日光の三神 日光と宇都宮の関係を考える

吉野 薫 著
四六判・並製・318頁
1500円+税
18/08
ISBN978-4-88286-708-1


聖地をめぐる謎の数々
◎なぜ宇都宮と日光、2つの「二荒山神社」が存在するのか
◎なぜ男体山に、女峰山と太郎山の神までも祀られているのか
◎「日光」「二荒」「宇都宮」の名前の由来とは

巷間伝わる常識を疑え――
「延喜式神名帳」(927年)に記載の「河内郡二荒山神社」とは宇都宮、日光どちらのことなのか。男体山・女峰山・太郎山の山岳神がそれぞれ日光山内に勧請されたというのは本当なのか。二荒→日光になったのか。「下野国一の宮」が「宇都宮」になったのなら、なぜ他県に「宇都宮」がないのか。
気鋭の郷土史家が、史料を元にした確かな根拠と大胆な切り口でこれらの真実に迫る、新たなる日光研究書の誕生。

(目次より)
第一章
二つの二荒山神社/日光と宇都宮 二つの二荒山神社の成立/「二荒」の由来を考える/「二荒神」とは農耕神だ/「宇都宮」という名称の由来
第二章
日光滝尾の宗教的考察/山岳神では説明できない日光の神/山岳神を祀る理由が希薄な日光・山内の神社/日本のピラミッド/朝日を崇拝した滝尾古社殿/採鉱精錬の象徴である朝日姫/「二荒」から「日光」へ/「日光」の語源は滝尾の太陽信仰だ
第三章
日光山縁起の世界/日光山信仰体系と日光山縁起/「朝日長者」とは桜本坊だった/神が生まれた上野生岡/神々の戦いのあらすじ/有宇中将・男体権現の日光入山/宇都宮氏と紀氏(益子氏)/男体山に勧請された山内の三神/太郎明神と猿丸の宇都宮遷座/
第四章
朝日の里・小野の里を訪ねて/福島県いわき市入遠野/福島県南会津郡下郷町小野/新潟県東蒲原郡阿賀町実川/仙台市蕃山・磐司岩・山形県山寺