しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の2月例会が25日、宇都宮市内で開かれ、サントリー食品インターナショナル常務執行役員の吉岡淳(よしおかあつし)氏(58)が「サントリーのものづくりと地域共生活動」と題して講演した。
吉岡氏は、創業以来、大切にしてきた価値観である「利益三分主義」について、「事業への再投資」「得意先・取引先へのサービス」「社会への貢献」であることを説明。これらをグループ全体で実践するのと同時に、全国の工場など、ものづくりの現場でも行っていく重要性を強調した。
また、「生産活動を継続していけるのは地域からの応援、支援のおかげだ」と指摘した。工場では時に、騒音や交通などの問題が出ることもあるが、日頃から地域と意思疎通を図り、工場が地域住民の誇りに思ってもらえるようにするのがものづくり現場における利益三分主義だとした。
栃木市仲方町の「栃木 梓の森工場」では、敷地の9割で自然林を残すなど環境を保護し、地元小学生が水の大切さを学ぶ「水育(みずいく)」を行っている。「これらは従業員の誇りで、モチベーションも高まる」と語った。
吉岡氏は大阪府出身。1991年にサントリーに入社。サントリーホールディングス執行役員を経て今年1月から現職。

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