5月末の起工式から4カ月半が経過し、スタジアム全体の基礎工事が進む。高さ約30mのクレーンが立ち並び、ショベルカーやミキサー車が行き交った=2017年10月
楕円形のスタジアムは33の区間に分け、北側から工事が進められた。コンクリート基礎上に足場が組まれ、1日約290人が1、2階部分の柱や床の造成にあたった=2018年1月
観客スタンドの骨格となる鉄骨・鉄筋コンクリート製の大型部材が設置され、建物がすり鉢状に。大型部材の設置には、国内に数台しかない超大型クレーンが使われた=2018年10月
観客スタンド部分が立ち上がった。屋根の支えとなる白い鉄骨部材の取り付けが進む。中央奥側の足場の中では、貴賓室などを備えるVIP棟の工事が行われた=2019年4月
屋根の骨格が出来上がった。うねるような形状の屋根は、観客スタンド外周部分の鉄骨で支えられる。とちのきファミリーランド側からのアプローチ工事も進む=2019年7月
屋根に幅約10m、長さ約30mの白い膜計66枚を張り終えた。膜はフッ素樹脂で覆われた布状のガラス繊維で、東京五輪会場の「有明テニスの森」でも使われている=2019年10月
スタジアムが夕景をバックにまばゆい光を放つ。芝のピッチや陸上用トラックが完成した後、フィールドを照らす392台の投光器を使った点灯試験が行われた=2020年3月
起工から約3年を経て完成した「カンセキスタジアムとちぎ」。小型無人機を通して上空から見ると、白い屋根、黄色い観客席、青色と緑のフィールドが色鮮やかだ=2020年4月