クラウドファンディングの手法も使い整備される旧南間ホテル

 【益子】天皇陛下にゆかりのある益子の旧南間ホテルを「平和を学ぶ場」として整備する費用の一部に充てようと、町はクラウドファンディング(CF)を始めた。目標は350万円で期限は来年1月末まで。平和への願いを多くの人に共有してもらう狙いもあり、整備後の施設名称について町内4カ所で投票を受け付けている。

 旧南間ホテルはかつて日光市湯元にあった。陛下は皇太子だった1945年7~11月に滞在し同年8月、和室の「御座所」で終戦を告げる「玉音放送」を聞いた。その後、現在地に移築され町が所有する。

 町は本年度までの3年間、総額約2億円をかけ、屋根や外壁の補修、五つの客室の整備などを行っている。来春以降オープンする。

 CFはインターネットを通じて、趣旨に賛同した人から幅広く資金を募る手法。集めた資金は、陛下やホテルの歩みなどを知ってもらうためのパネルや映像の製作などに充てる。施設に設けるギャラリーで活用する予定だ。

 旧南間ホテル整備のCFはふるさと納税の一種で、1万~5万円。返礼品もあり「ふるさとチョイス」のサイトから申し込める。

 一方、町は今月末まで、整備後の施設名称について、町中央公民館や道の駅ましこなど4カ所で投票を受け付けている。今夏募った中から第1次審査を通った52点から選んで投票する。町は投票結果を参考に名称を決める。施設運営者も募集している。(問)町観光商工課0285・72・8846。