内閣府が14日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1・2%減となり、2四半期ぶりのマイナス成長に沈んだ。多発した自然災害が打撃となり、景気は足踏みを強いられた。10~12月期以降は回復するとの予測が多いが、世界経済の拡大には陰りが見える。懸念されてきた米中の「貿易戦争」の悪影響も表面化しかねず、行く手は平たんではない。

 7~9月期は西日本豪雨や台風21号、北海道の地震がGDPの各項目に爪痕を残した。旅行や外食を中心に個人消費が低迷。関西空港の国際貨物便や被災地の工場が一時停止したことで、輸出は5四半期ぶりに減少した。