田んぼの中に整然と並ぶわらぼっち

田んぼの中に整然と並ぶわらぼっち

田んぼの中に整然と並ぶわらぼっち 田んぼの中に整然と並ぶわらぼっち

 【大田原】秋の山里の風物詩「わらぼっち」が須佐木の稲田に整然と並び、郷愁を誘っている。

 同所出身の農業菊池廣(きくちひろし)さん(69)=紫塚2丁目=が耕作する約50アールの田んぼ。毎年、稲刈り後の9月中旬ごろからわらぼっちを作り、天日に当ててよく乾燥させた後、繁殖用の牛の飼料として使っている。

 わらぼっちは、刈り取った稲わらで四つの束を作り、上部を縛って下部を足のように広げて立てる。紅葉した山々に囲まれた田んぼに450個ほどが並び、風情を醸し出している。

 秋晴れの14日、散歩していた地元の男性は「最近ではあまり見なくなったね」と、農村の原風景を眺めていた。菊池さんは「台風で倒れた時にはまた起こして乾かした。手間は掛かるが、牛が喜んで食べるから毎年続けています」と話した。