キリスト教思想家内村鑑三(うちむらかんぞう)(1861~1930年)と内村に師事したさくら市出身の実業家青木義雄(あおきよしお)(1869~1950年)の交遊に焦点を当てた企画展「青木義雄と内村鑑三」(同市ミュージアム-荒井寛方(あらいかんぽう)記念館主催、下野新聞社共催)が23日から、同館で開かれる。内村が青木に送った書簡や書などの資料や青木の日記など計約100点を展示するほか、新たに見つかった田中正造(たなかしょうぞう)の資料も初公開する。
内村は日露戦争の際に非戦論を唱えるなど日本を代表するキリスト教思想家として知られている。
青木は塩谷郡狭間田村(現さくら市)に生まれ、実業家、銀行家、地方政治家として活躍。内村の思想に心酔し、教友として信仰を深めながら物心両面で内村を支えた。