農業交流施設のイメージ図

農業交流施設のイメージ図

 【足利】市東部地域で農産物の生産から加工、販売までを行う新たな農業交流拠点施設を民間団体が計画していることが13日、分かった。農村レストランや農産物の直売所を建設し、隣接する農地ではビニールハウスを建てて作物を栽培する。付近には年間150万人を超える人が訪れる人気の観光施設「あしかがフラワーパーク」があり、同パークとの連携も検討して観光客の受け入れを図る。

 計画しているのは、市内外の電気工事事業者などでつくる「栃木県省エネ事業協同組合」で、2019年度内の開業を目指す。建設場所は奥戸町の工場跡地と周辺農地の計約5・9ヘクタール、事業総額は約12億円を見込んでいる。

 事業計画書や同組合関係者によると、農村レストランは2階建てで500人を収容できるようにする。バス20台、乗用車200台分の駐車場を整備。地元の特産品などを販売する売店や屋外ステージも併設するほか、宿泊施設の建設も検討している。

 ビニールハウスは、栽培を希望する農家に貸し出す。建設を予定する農地の所有者とは今後、土地の取得などについての交渉を進める。施設の運営では、新たな農業法人の設立も検討しているという。

 施設の北側約800メートルにはあしかがフラワーパークがある。同パークは春のフジや冬のイルミネーションが人気の観光施設だが、周囲には飲食店が少なく、観光客が佐野方面に流出するという課題があった。市幹部は「実現すれば、まちにとってもいい話だ」と計画を歓迎している。