全児童や地域の人たちで作った「くが小」の人文字

人気グループ「嵐」の「ふるさと」を合唱する全校児童や教職員

ステージに立つ児童

太鼓を演奏する児童

全児童や地域の人たちで作った「くが小」の人文字

全児童や地域の人たちで作った「くが小」の人文字 人気グループ「嵐」の「ふるさと」を合唱する全校児童や教職員 ステージに立つ児童 太鼓を演奏する児童 全児童や地域の人たちで作った「くが小」の人文字

 【鹿沼】来年3月に閉校する久我小で10日、児童の学習成果を保護者や地域住民に披露する最後の「学習発表会」が開かれ、1~6年の全校児童12人が和太鼓や楽器の演奏、英語劇の発表を通じて感謝の気持ちなどを伝えた。会終了後には児童や教職員、地域住民計約80人が校庭で「くが小」の人文字を作り、母校への思いを形にした。

 同校は1873年に設立された第141番小学区久我学舎を前身とし、145年の歴史を持つ。児童数の増加が見込めないことや、学習環境をさらに充実させることを理由に加園小に統合される。これまで「学習発表会」は毎年秋の平日に行われていたが、来年3月24日の閉校式を前に、保護者や地域住民に参加してもらおうと土曜日に開催した。

 この日は全校児童12人が学年ごとに英語劇や跳び箱、一輪車の演舞を披露し、保護者や地域住民は子どもたちの練習成果に目を細めた。7月に行われた「サマースクール『書』」に出品された作品のほか、久我小の旧校舎や年度ごとの卒業写真も展示され、同校を卒業した地域住民らは懐かしそうに見入った。

 人文字は、子どもたちのアユのつかみ取りなどで交流のある地元の荒井川漁業協同組合が協力し、小型無人機ドローンで撮影した。

 6年山登(やまと)なつみさん(12)は「今まで練習してきた成果を発揮できて良かった。閉校までの時間を大切にしたい」と笑顔を見せ、大橋久美子(おおはしくみこ)校長(56)は「児童の発表に心動かされたし、地域の皆さんにも思いが伝わっていると思う」と力を込めた。

 自身も1990年に同校を卒業したPTA会長の湯沢祥和(ゆざわよしかずさん(40)も「閉校は時代の流れ。それでも思い入れのある学校。言葉にならない思いがある」としみじみと語った。