約10年ぶりに門前の路地を渡御する本社神輿

 【真岡】大前神社(東郷)例大祭が土日曜に重なった年に催される「真岡の秋まつり」が9日、市中心部で4年ぶりに行われた。本社神輿(みこし)が約10年ぶりにかつての「花街」である門前地区を渡御。往時のにぎわいに思いをはせるとともに、日々利用する各店への感謝を表した。

 酒を酌み交わす門前の飲食店などは祭り人とゆかりが深く、数十年前までは毎年、夏まつりで門前を渡御していたが、その後は祭り運営の事情から渡御は少なくなった。

 市内の祭り人集団「真若」で今年の秋まつりの本社神輿渡御を取り仕切る特別委員長の公務員青柳裕一(あおやぎゆういち)さん(47)にとって、かつて趣のある料理屋があった頃から、門前はなじみ。今も祭りの時はもちろん、普段から足を運ぶだけに「いつもお世話になっている店に、この機会に感謝を伝えたい」と考え、門前渡御が実現した。