相手候補を圧倒して現職の津久井富雄(つくいとみお)氏(68)が3選を果たした。学校給食費無料化や新庁舎建設着手など2期8年の実績が評価されたといえる。「敵をつくらない」政治姿勢で保守系を網羅し前回以上の盤石な態勢で臨み、その強さが目立った。

 一方、前回同様の構図で「信任投票」の色合いが濃く、選挙戦は低調だった。

 裏を返せば津久井氏に対抗する勢力が弱い状況があった。市発展には拮抗(きっこう)した勢力の台頭が望まれる。20年ぶりに無投票となった2015年の市議選では引退する市議の後継者を擁立できない地域が複数あった。地域発展に向けて政治の活性化が求められる。

 津久井氏は3期目に向けて「人づくり」を政策の柱の一つに据えた。スポーツや文化面に秀でた人材はもとより、地域のリーダー育成を図るべく具体策を示してほしい。