東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は11日で7年になるが、県内は今も原発事故で飛散した放射性物質の影響が消えていない。半減期(放射能が半分になる期間)が30年の放射性セシウム137の影響で、県内は2月末現在、キノコや山菜を中心とした食品15品目で出荷制限が続いている。ここ1年間でクリは全て出荷制限が解除され、農家ごとに解除される原木生シイタケでも解除の動きは広がった。一方、一部の山菜類や野生鳥獣の肉などは放射能の減衰が鈍い。

 国が定めた出荷制限の基準値は、一般食品で放射性セシウムが1キログラム当たり100ベクレルとされている。

 県によると、県産クリは大田原、那須塩原の2市で昨年3月、那須町で今年2月に出荷制限が解除された。クリは3市町で12年9月に制限が始まっていた。

 県産原木生シイタケの出荷制限・自粛要請に関しては昨年3月以降、県内9市町の計14農家で解除になった。累計解除者は103農家。生産農家数は徐々に回復しつつあるが、事故直後に県が把握していた581農家には遠く及ばない。