草野球大会として市民に長年親しまれてきた「宇都宮市早起き軟式野球大会」(市野球協会、下野新聞社主催)が新年度は開催されず、62年間の歴史に幕を閉じることが14日までに分かった。出場チームの減少を受けて、市野球協会が中止を決めた。同協会の渡辺起祐(わたなべかつゆう)理事長は「残したい気持ちは強かったが、大会として形にならない。伝統ある大会だけに寂しい」と残念がった。

 大会は勤労青少年の健全育成などを目的に1956年からスタート。以後は毎年開催され、65~70年にかけては200チーム以上が出場した。例年5月上旬に開幕し、午前5時からの試合では、出勤前の社会人が爽やかな汗を流してきた。

 しかし近年は、競技人口の減少やライフスタイルの変化などに伴い、出場チーム数が減少。昨年の第62回大会はわずか10チームで優勝を争った。継続の意向はあったものの「10チームでは大会にならない」(渡辺理事長)と判断した。