車椅子に座ったままでの着付け方を学んだ講座

 【宇都宮】理美容に関わる高齢者や障害者の要望に応えるNPO法人「全日本福祉理美容協会」は10月30日、市文化会館で「認証車椅子着付け講座」を開いた。同NPO法人の福祉車椅子着付師が講師を務め、県内外から6人が受講し、車椅子に座っている人への着付け方法を学んだ。

 同NPO法人によると、車椅子を利用している高齢者や障害者は、着物を着ることを諦めてしまうことが多いという。そこで車椅子に座りながらでも着付けをしやすい方法を考案。首都圏を中心に広めており、県内では今回が初めての実施だった。

 この日受講者は、3人一組になり、教わった着付け方を実践した。帯をあらかじめ結んだ状態に用意しておく以外は通常の着付けとほぼ同じで、時間も同程度という。

 参加した市内在住、主婦渡辺美弥子(わたなべみやこ)さん(64)は「車椅子の方でも着物が着られることに驚きました。細かい配慮をしながら、きれいに着せてあげられるのはすてき」と話していた。