県は28日までに、2018年度一般会計当初予算案に、県総合スポーツゾーンで整備中の新武道館(宇都宮市西川田4丁目)に地中熱を利用した冷暖房設備を導入する費用約2億5400万円を盛り込む方針を固めた。電気使用量を抑え、温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)を削減する効果が期待できる。

 年間を通して15~17度で安定している地中熱を活用し、温度を調整する。具体的には、直径17cm、深さ100メートルの井戸を33本掘り、地中熱を利用するためのヒートポンプで井戸と館内をつなぐ。地中から送った空気を加熱・冷却するため、少ない電気使用量で効率的に室温を調整できる仕組みだ。

 県が15年度、コンサルタントに委託した事業計画に向けた調査によると、新武道館で週3日、空調を使うと年間800万円の電気料金が掛かるが、地中熱を利用すれば2~3割削減できるという。CO2換算では、年13トン削減できる見込み。スギが1年間に吸収するCO2に換算すると923本分に相当するという。