雪辱を果たしてつかんだ悲願の頂点は、指揮官、選手、応援席をうれし涙で染めた。
文星女が夏の県覇者・矢板中央を下して6年ぶり17度目の優勝。OGで就任4年目の小沢妙子(おざわたえこ)監督は「夏の敗戦からはい上がってきた選手のおかげ。卒業生たちが築いた歴史があってこその勝利」と目を潤ませた。
ウインターカップ出場の前に立ちはだかったのは、夏の全国高校総体県予選準決勝で7点差で敗れた宿敵。「リズムをつかめずに自滅した」と瀧田佳奈(たきたかな)は振り返る。悔しさを胸に刻み、成長の足跡をコート上で見せつけた。