突風で鉄パイプが曲がったビニールハウス=8月28日、栃木市大平町牛久

 県内で今年発生した突風の数は10月末までに前年比8件増の10件に上り、気象庁が現行方式の調査を始めた2008年以降で最多となったことが4日までに、宇都宮地方気象台などへの取材で分かった。うち8件は夏に強い日射で局地的に発生する雷雨が原因とみられる。種類別に見ると、竜巻の発生はなく、強い下降気流が吹き下ろされるダウンバーストが目立った。同気象台は「夏の記録的な猛暑が要因の一つと考えられる」と分析している。

 突風は発達した積乱雲から発生する一時的な強風で、竜巻やダウンバーストのほか、積乱雲の下にたまった冷気が周囲の暖かい空気に流れることで発生するガストフロントなどがある。