はんてんを着た生徒たちと中村八幡宮神輿愛好会の会員ら

 【真岡】中村中はこのほど、校章や同校のロゴが入ったオリジナルの「祭り用はんてん(法被)」を製作した。製作に当たり中村地区の神輿(みこし)愛好会や区長会などが費用の一部を寄付。地域が一丸となって完成したはんてんに、生徒たちは地域の神輿を担ぐ伝統を引き継ぐ決意を新たにしている。

 市内各中学校は背中などに「真中」(真岡中)や「久中」(久下田中)といった校名や校章を入れたオリジナルのはんてんを持っているが、中村中では「祭」と書かれた既製品を使っており、独自のはんてんの製作は念願だった。これまで資金面を理由に断念してきたが、「それならば」と地域住民が立ち上がった。

 会員の6、7割が同校OBといい、毎年生徒に神輿の指導を行う中村八幡宮(はちまんぐう)神輿愛好会は「地元の中学校や地域の発展につながれば」と会費の一部を寄付。区長会も地域に呼び掛けるなどし、必要な費用の半分を集めた。菊地諭美(きくちさとみ)校長(59)は「地域の伝統を子どもたちに引き継がせたいという地元の人たちの機運の高まりを感じる。大変ありがたい」と感謝する。