2022年に本県で開催される「いちご一会とちぎ国体」で、県内の宿泊施設の充足率は現状で93%と不足状態にあることが14日までに、県が実施した宿泊施設基礎調査結果で分かった。選手が競技に集中するには良好な宿泊環境が求められるため、県と市町は宿泊施設に対し4年後の国体開催を周知するとともに、さらなる客室提供を要請して宿舎確保に努める。

 調査は17年6~9月に実施。県内の旅館やホテルなど1108施設にアンケートを郵送し、401施設から回答を得た。回答率は36%。

 401施設のうち、国体会期中に選手や監督、役員らに客室を提供できると答えたのは261施設で、客室数は4569室、収容可能人数は1万3854人だった。

 県は国体での1日当たりの宿泊者数を、16年の岩手国体会期中に最大だった1万4828人と想定。収容可能人数から想定宿泊者数を割った充足率は93%で、974人分の宿泊施設が不足していた。

 今回の国体は全25市町で競技が行われるが、県国体準備室によると、調査結果で客室を提供できると答えた宿泊施設が県北の観光地に偏っており、県央や県南地区での確保が課題という。また、今後決まる競技の開催日程や都道府県別、競技別、男女別などによって宿舎の手配を考慮しなければならないため、今後は未回答だった施設も含めて国体開催の周知と協力要請を行い、さらなる宿泊施設の掘り起こしに努める。