第3クオーター1分、相手のシュートを必死で阻止するブレックスのギブス(左)とロシター(右から2人目)=ブレックスアリーナ宇都宮

 プロバスケットボールB1第7節は3日、各地で9試合を行い、東地区首位の栃木ブレックスはブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)で西地区5位の滋賀と対戦、延長戦の末に90-93で競り負けた。5試合ぶりの黒星で通算成績は9勝2敗、順位は東地区首位のまま。

 ブレックスは守備で後手に回った。第1クオーター(Q)は常にリードを奪ったものの、相手に3点シュートを立て続けに許すなどわずか4点リード。第2Qからは相手長身外国人選手2人にインサイドから得点を重ねられ、第3Q終了時には逆に6点リードを許した。

 第4Qに入ると反撃を開始。残り2分を切ってジェフ・ギブスのタップシュートで80-78と勝ち越したが、その後、同点に追い付かれて延長へ。5分間の延長でも相手の高さを生かした攻撃に苦しみ、両外国人選手に得点を許して突き放された。

 次戦は4日午後3時5分から、同会場で滋賀と対戦する。

守備崩壊 思わぬ冷や水

 「中も外も面白いようにやられてしまった。今季最悪の試合」。西地区5位と低迷する滋賀に今季3勝目を献上したブレックス。安斉竜三(あんざいりゅうぞう)監督の言葉は怒気に満ちていた。

 身長2メートルを超える2人の強力な外国人選手を擁する滋賀。指揮官は2人にある程度得点されることを予想した上で「周り(の選手)にやらせない戦術」を取ったが、相手シューターにいきなり2本の3点シュートを許し、出はなをくじかれた。

 第2クオーターに入ると、インサイドの守備でも劣勢を強いられた。ゴール下でのポストプレーやドリブルで切り込むと見せかけてのミドルシュートなど、終わってみれば2人に許した得点は計57点。チーム全体のフィールドゴール成功率でも61・7%と20ポイント近く上回られた。2人と対峙(たいじ)したライアン・ロシターは「延長を含めても93点は取られすぎ」と肩を落とした。

 開幕から10戦で9勝1敗と好スタートを切ったが、さらに加速をつけたい本拠地5連戦の初戦で思わぬ冷や水を浴びせられた。4試合ぶりに復帰したガードの遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)は「ブレックスは全体で守るチーム。最初からミスなくやっていかないといけない」と気を引き締める。

 「明日はやり返せ」。試合後、スタンドのファンからげきが飛んだ。頂点を目指すチームとして、ホームで同じ相手に2連敗するわけにはいかない。

ブレックス橋本が自己最高の12得点

 ○…ブレックス唯一の本県出身者でフォワード橋本晃佑(はしもとこうすけ)(宇工高出)が13分間の出場ながら自己最高の12得点と奮闘した。

 持ち前のシュート力を生かし、今季から外でもプレーするスモールフォワードに挑戦している。第2Q開始早々には立て続けに3点シュートを成功してチームを勢いづけ、「ディフェンスの動きを冷静に見て、シュートを決められた」と納得の表情だった。

 しかし守備面では、相手のスピードに振り切られる場面も。「対応できるようにしっかり練習したい。オフェンスでももっと積極的にシュートを狙いたい」と誓った。

 ブレックス・遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)(体調不良で4試合ぶりの出場。約6分間プレーし)「試合勘が戻らず、シュートを打てるチャンスで打てなかった。体調は良くなっているので、まず短い時間で自分らしさを出せればいい」