教員養成機能の強化と効率化を図るため、宇都宮大(石田朋靖(いしだともやす)学長)と群馬大(前橋市、平塚浩士(ひらつかひろし)学長)が教育学部の連携・協力に向けて協議会を設置したことが27日、分かった。少子化で教員需要の減少が見込まれる中、機能強化と効率化で教育の質向上に取り組む。来年1月にも初会合を開き、2021年度までに具体策を取りまとめる方針だ。

 国立大の教員養成大学・学部の改革案を話し合う文部科学省の有識者会議は8月、少子化の急速な進展を踏まえ、全国の国立大の教育学部に統合や機能集約、連携・協力などを求める報告書をまとめた。

 協議会はこれを受けた対応で、同省によると、全国の他大学で同様の例は把握していないという。協議会は両大学の学長や理事、教育学部長らで構成し22日に設置。詳細はワーキンググループで議論を重ねる。

 両大学は今後、インターネットを活用した遠隔授業の実施や教員同士の交流、それぞれの特色を生かしたカリキュラムづくりなどを模索する。一方、同省は連携・協力の具体策について、美術や技術など採用者数が少ない教科や、各大学が強みを持つ教科などの養成機能を、特定の大学に集約することなどを提案している。